無計画停電に翻弄される

★写真は節電で暗い六本木です。
★さて、本日は所用があって、六本木へ出掛けました。
★念には念を入れ早めに家を出て、停電の可能性があり、11階も徒歩で階段を降り(これはいい運動になったので続けてもいいかなと思う)各駅停車で中井まで出て、大江戸線で六本木へ。
★電車は諦めた人が多いのか、いつもより空いていましたが、逆に予定より1時間半も前に六本木の約束の場所についてしまう。
★同じく早く着いた同僚のYさんと連絡が取れお茶を飲めたのは良かったが、2つの用事を澄ませて夜新宿経由で西武線各駅停車で帰りつくと流石にくたくたでした。
★遅い夜飯を食べるもそこそこに東電のHPを見ると予定されていた東電の無計画停電が明日は中止との事。
★「えっ?」と8時に発表の中止を仕事から帰り、深夜知った家人は、自冶会でエレベーターに明日の停電の予定を2つづつ貼ったので、その張り紙に×印と停電中止を書くため、19のマンションを自転車で回る羽目になる。
★小生も付き合い、夜中の12時過ぎにマスクして、目深に帽子をかぶった老人夫婦が東京電力の計画変更の為に自転車で走り回る。
★途中で85歳の自冶会役員の女性のSさんと合流する。
★やれやれである。
★この程度の苦労は、寒さに震えて碌に食べ物も来ない被災者の方々や福島原発の現場で必死に命懸けで復旧作業をしている方々に比べたら本当にたいしたことではないし、停電がなくなつた事は喜ぶべきことだが、それでも怒りがこみ上げる。
★政府はアメリカの原子力関係者からの助けを断ったと言う。
★これはチェルノブイリのように、コンクリートで1から3号炉まで封じ込めると言う事に東電と政府が難色を示したという事である。
★これが本当なら大変な事である。東電乃至は国は発電所温存のために、人命を二の次三の次に考えているからで
ある。
★東電の商売としての生き残りのために福島やその周囲の人達ひいては日本国民の人命を軽視しているのだとしたら、本末転倒もいいところだから。
★繰り返し言うが原発のニュースに関してはニューヨークタイムスやBBC、CNNのニュースの方がリアリティーと客観性がある。
★彼らは今回の事故に関して、チェルノブイリと同じレベル7の危険度限界の数字を出しているが、日本はやっとレベル5だと言い張る。
★最低4っつもの原子炉のコントロールができない状態がどうして、レベル5なのか?
素人が考えても分かる話である。
★外国が驚いているのは、ここにいたっても東京電力という1民間企業にこの事態の収拾のイニシヤチブを取らせている事だと言う。
★普通事態がここに至る前に政府がイニシヤチブを取り、全世界に救済と協力を求めるのが当たり前なのにと、あきれられている。
★あきれられるぐらいはどうでもいいが、1企業の生き残りのために国民の命をささげるなぞはまっぴらごめんだ。
★六本木が暗くても新宿が暗くても原発なしで行けるならそれでいいじゃないかベイビー!

★写真は多少暗めの新宿びっくりガード。
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