雪の吉野ケ里

★写真は雪の吉野ケ里公園です。
★なんというラツキーな事なのか?
★昨日佐賀に泊まった時は、降りつのる雪に、これはとてもじゃないが、明日は吉野ケ里を見て回る事はかなわないなと諦めた。
★佐賀駅近くのホテルの窓から見下ろすと、目の前の駐車場の車の屋根は10センチに近く雪が積もっていて、道も白く雪に覆われていた。
★牡丹雪のような雪のカケラが舞っていたのだから…
★だが、朝フロントで吉野ケ里に電話をしてもらうと、多少地面は濡れているが、歩けないことはないとの事。
★普通列車に乗って13分程で吉野ケ里の駅へ着く。
★平日のしかも月曜日、ほとんど降りる人もいない。
★駅から公園の中といい、実に丁寧に実に几帳面に案内してくれる係員が素晴らしい。
★福岡ドームの24倍とかいう広大な土地に、なん箇所かのグループにわかれた村のような塊があり、回りつくすと3時間をゆうに超えた。
★紀元3世紀~4世紀に至る生活の家や祭紀場や墳墓等が、雪の中に点在していて、実に夢のような世界が広がっていた。
★人は何千年も前から、住む場所、つまりはふる里のようなものを作り、そこから何もかもが始まったのだと改めて思う。
★小生のような古里をもたないボヘミアンにとっては、なんとも身につまされるような時空を超えた不思議な空間だった。
★まず、人は住む処ありきからすべてが始まっているのだ。
★愛も憎しみも喜びも、戦さえもまず住む所から始まっている。
★あたりまえのことながら、これはすごい事なのだと思う。
★雪の中を歩いて、歩いて、帰りの電気バスを待つ間、大阪から来たという老夫婦と会話をし、小さなチョコレートをもらった。
★公園の入口まで戻ってレストランで佐賀牛のハンバーグ定食を食べる。これも安くてうまい。
★この大雪をほんの少しの観光客のためにいやそれは仕事だからなのか、広大な地の雪かきをして、我々を迎えてくれたそれぞれの係員。この人たちの対応はすばらしいものがあつた。
★無計画でその場限りの旅を行く小生なので、吉野ケ里の駅に戻ると、約50分程次の列車までは時間があった。
★駅の下のコミュニティースポットのようなところで、Ipadをいじって過ごす。
★といっても俺に出来るのは、地図とメールくらいなものだ。
★列車で鳥栖から博多へ、博多から新幹線で大阪へと向かう。
★着いた大阪はラツシュアワー。
★乗り換えてやっとホテルへ。夜景が素晴らしい。
★そういえば締め切り迫るレポートの事で吉野ケ里へKさんから催促の電話。
★パソコンと資料は持ってきてはいるが、疲れ果ててはかどらない。
★だって、本日は11793歩も歩いたんだぜベイビー!
★明日は気が向けばもう一つの古都へ、そして、何年か振りに昔八騎人(ハッキジン)という演劇集団で一緒に芝居をやっていたM君に会えるのがこの旅最大の喜びである。
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