稽古再開

★写真は「二人の糸」稽古風景です。
★さて、本日よりBUS2の稽古を再開しました。
★本日の稽古場は参宮橋。
★われわれのような小劇団で一番大変なのは、稽古のスケジュールを調整する事です。
★原則として、役者の人は、稽古期間は全て夜の稽古なら夜スケジュールを全て開けておいてもらい、稽古の香番を決めて、出てもらうのですが。
★そこはそれ、バイトのシフトが中々都合がつかなかったり、マスコミの仕事が急に入ってきたりで、中々本役の役者がそろわないという事態が多々あります。
★代役を立ててやるのですが、やはり相手が違えば芝居は相手によって変わっていくので、ごく基本的な駄目だししか出来ない稽古となってしまいます。
★本日がその典型。
★さらに立ち稽古の一日目はセリフの覚え方にむらがあり、ある者はほとんど完璧に入っていて、又ある者は台本を持って見ながらでないとセリフが言えないとかまちまちです。
★まあ、そういう事を横一線にしたところから、本来稽古は進めなければならないのですが、中々思うように行きません。
★そうした諸々の事に演出はイライラするのですが、怒鳴ったところで、解決のつくものでもなく、じっとこらえます。
★本日の稽古は正にそういう状態。我慢我慢の稽古でした。
★稽古を終えてまっすぐ帰宅。
★招待状の住所チェック等を更に進めます。
★こうした作業はまる4日程かかるのと、事務所が引っ越し遠くなったため、劇団員を呼んで手伝ってもらうのも大変になった。
★したがって、つい小生と制作とで400をこすリストシールの貼り付けや、詰め込み発送をやらなければならない。
★昨日情熱大陸と言う番組で、栗山某の演出風景のドキメンタリーをやっていたが、どのくらい恵まれているのかとあきれるほどだった。
★回転するセットがほしいと言えばそされは確実に広い稽古場に用意され、それを使って稽古が出来る。
★われわれは毎日稽古場を移動し、バスの運転のハンドルさえ舞台稽古(本番の一日前の)まで、パントマイムで稽古しなければならない。
★商業演劇とわれわれの演劇を同一の感覚で見たり、助成金とかを判別したりしてほしくない。
★その8割が雑用を強いられる小劇場の演出は大変な体力と知恵がいる。
★一度こっちの演出の仕事と栗山某や蜷川某の演出を、同時に移したドキメンタリーを誰か撮ってくれ。
★きっとびっくりする事になるよベイビー!
★まあ、そんな愚痴ばかり言っても始まらないので、頑張って諸事情を突破して、素晴らしい舞台を造るに限る。
★最後は素晴らしい舞台になります。皆さま是非舞台見に来て下さい。よろしく。
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