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劇場法についてのシンポジューム

アビ何見てる?

★ひさびさにアビの写真です。相変わらずカメラを向けると顔をそらして、嫌な顔をします。写真嫌いです。

★さて、本日は俳優小劇場の代表斎藤氏から連絡あって、俳優座劇場の稽古場で行われた、文化芸術研究会主催のシンポジューム「劇場法を巡って」に参加してきました。

★劇場法もいいけれど、10年やってきて、25回の公演をして、助成金を1回も受けられなかったうちの劇団の現状を訴えました。

★味噌も糞も一緒にした民主党の事業仕分けのトばっちりで、演劇の助成金が半分になってしまった事は、11年目の劇団には、絶望的な事である事、今まではもしかしたらと「不採択」の書類の先に、頑張れば何とか助成金をいただけるのではないかとささやかな希望を持っていたが、それさえも絶望となった事を語りました。

★そしてまた、10人に満たない者たちが10年間25回の公演を打つという事は、1年に百万円の小予算の公演と、三百万の公演を1度やったとして、10で割れば一人頭、毎年40万の金が出ていくという事、今の若者はチケットが売れないような友人関係なので、多分生活費以外に、30万円を出さなければ芝居ができないという事を言いました。

★事実でいえば、一人頭30万の他に350万程の借金を、家人のなけなしの退職金で3年前にチャラにし、更に現在小生が負っている借金は200万という恐ろしい程の金額です。

★そうでなければ、この国で何の助成もスポンサーもなく、10年間で25回の公演、(しかも、「誰?」という作品は全60ステージもやつています)は打てません。

★年金を1月48000円しか寄越さないこの国で、自力で若い者と芝居をやればそういうはめになるのです。

★それこそ、好きなんだから勝手にやれば等と言う甘い論理で芝居や劇団は出来ないのです。

★この国の文化に対する拙劣とでも言うべき貧しさの中で、内閣参与とかの平田オリザが、何を企てているのか知らないけれど、劇場法等と言う前に、助成金が半額になった事に怒りの声を上げるべきではないかと私は述べました。

★わたしは特殊すぎるのでしょうか?そうとは思えません。

★民主党も自民党も、マニフェストや公約に文化のブの字も出てきません。

★この国は瀕して鈍するばかりです。

★私は言ってやりました。「50年前の6月には、こういうシンポジュームが有れば、安保にどう反対するかという集会だったはずなのに、今は自分の首を縛るかもしれない、法律を造ろうという話をしているとい事に深い感慨を覚えますと」

★わかったかなー、安保体験者も多く出席していたみたいだが、思いは伝わったでしょうか?


★私にはよくわかりませんベイビー!

★終わっての飲み会。六本木の街は若者に溢れ、サッカーのワールドカップ日本タイオランダ戦に、一喜一憂する者ばかりが街にあふれています。

★本当に日本は平和です。平和そのもので良かったね―と、これは最大の小生の皮肉です。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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