古いビデオテープ

★写真は昨日6月2日の青空です。
★本当に家の中にいるのが悔しくなる程の、さわやかな青空です。
★頼まれたテープのダビングをして、役所やそのほかの連絡をしたり、して、あっという間に夕方です。
★外へ買い物に行こうと思い、今行っているVHSテープのDVDへの移し替えにふと見いってしまった。
★それは、「置き去りにされた自転車」という自作の中学生日記の一遍で、まだそれほど活躍されていない頃の大杉蓮さんが出ていて、筆を折った安保世代の抵抗詩人の役で今福 将雄さんが出ている。
★それはまったくいじめと言う、中学生にとってはありきたりの問題から、戦争責任の問題にまで触れた作品で、中学生日記の枠を完全にはみ出した作品だった。
★ほとんど忘れていたが、高橋 直治という演出家が演出していて、素晴らしい演出でもある。
★高橋さんはこの後NHKを止めて、日本テレビに移ったのだが、ドラマをやれるという約束がバライティーに回され、腐っていたとき、小生が一生懸命励ました記憶がよみがえってきた。
★暫く交流があったのだが、引っ越されて、そのまま連絡が取れなくなった。
★ほとんどNHKとしか仕事をしなかった。(コネがないのでたまたまである。)
★そのなかで色々の才能ある演出家と仕事をさせてもらったが、高橋さんは小生的には3本の指に入る演出家だった。
★なるほど、「置き去りにされた自転車」はNHK的枠も中学生日記的枠も大きくはみ出していて、吾ながら、たった30分でよくこんなドラマが書けたなと、今更ながら感心してしまった。
★後にこのドラマは観点を替えて、「道」という中学生対象の戯曲になるのだけれど、この素材はもう一度両方を改めて総合して芝居に出来るような気がしてきた。
★できれば11月の小生の芝居にしてみるという手もありそうだと、考えた。
★まあ、片付けもきりがないが、やっぱりなにかしら発見はあるものだ。
★そう、発見は常にどこにでも潜んでいるよベイビー!
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