竹下 登幹事長時代

★写真はベランダから見下ろした桜です。今正に満開です。
★故あってVHSのテープをDVDにダビングしている。
★吾ガ家で一番最初に録画したテープをダビングしようとチェックした。画質はよれよれで、音声もかなり劣化していて音量を通常の倍くらいにしないと聞き取れない。
★音を大きくしていて、再生を止めたりすると、ものすごい音量で現在流れているTVの音が大音量で流れてきて、あわてて、リモコンを探して、音を下げようとするが、そういう時に限って、リモコンが新聞の下に隠れていたりして、大慌てしたりする。
★1という数字の貼ってあるテープにはモノクロ映画の「凱旋門」とカール・セイガン本人が出ているドキメンタリーが入っていた。
★そして、その後にニュース解説のような物が入っていて、今は亡くなったTBSの解説委員がしゃべっていて、竹下幹事長が何かしゃべっている。「中曽根総理のお考えは……』等としゃべっていた。
★それ自体はどうでもいいが(というのは小生にとってだ)時代が特定できそうだった。
★ともかく小生が録画をはじめたのが、竹下幹事長の時代という事になる。
★調べるとこれは1986年7月~1987年10月という事になった。
★つまり小生がVHSの録画というものを始めたのは、1986年7月以降ということになる。
★これは一般の人より遅いのか、早いのかはわからないが、すでに24年くらい経っているという事だ。
★凱旋門は廉価版のDVDが出ていると思うので、ダビングする必要はないが、とりあえず、吾が家の1号録画版としてダビングすることとした。
★ちなみにNO2のテープはジェームス・ディーンの「エデンの東」だったがこれはDVDがあるのでダビングは止めた。
★そして、その後ダビングをしたテープは昭和26年制作の「鞍馬天狗・角兵衛獅子」であった。
★これは、8歳の頃長野県の須坂市の電気館という映画館で、小学2年の時見た映画である。
★美空ひばりが杉作の役で出ていた事以外はすべて忘れている。忘れているが、いつもジョニー・ワイズミューラーの「ターザン」と2本立てだった。
★1里の道を学校が終わってからいつも映画には一人で行った。親は働く事に忙しく子供はお小遣いだけ渡されて、午後に歩いて行く。
★行きはよいよい、帰りは恐い。街燈もろくにない、昭和20年代の雪の降り積もった約1里程の夜の道を、一人で怯えながら帰ったものだった。
★そんな嵐 寛十朗主演の鞍馬天狗である。
★ダビングの間ずっと見ている時間もない。
★ゆっくりとダビングしたDVDを見直したいと思うが、この先いつになったら、そんなのんびりとした時間がくるのか?
★大量にダビングしたままのDVDを観返す事もなく死んで行くのもつまらんけれど、残り少ない日々ならせめて、造り残した芝居やドラマを造る事に専心したいと思う。
★そう思うんだよベイビー!
★短くも華やかな桜は今が盛りです。
★盛りのまっただなかでもう散り始める花びらのなんと悲しく潔い事でしょう。
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