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2カ月前は

東京タワーと桜

★写真は桜超しに見える東京タワー。

★2月末に芝居の公演があったものだから、1月の正月明けからほとんど新聞をざっとめくるだけで、きちっと読んでいなかった。

★きちっと読むという事は、読むだけでなく、小生にとっては、切り抜きもするということなので、新聞は溜まるだけ溜まっている。

★それを数日前から少しずつ整理している。

★人間というかマスメディアは目新しい物を常に追っかけているので、3カ月前、何に大騒ぎしていたか等すっかり忘れている。

★2カ月前は小沢一郎が起訴されるかどうかで大騒ぎしていたし、朝青竜が相撲協会を首になったのもこの頃だ。

★あの不朽の青春文学「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーが1月の末27日に確か91歳で亡くなって、あのスペンサーシリーズを書いたロバート・パーカーも1月18日に77歳で亡くなっている。「ゴッドウルフの行方」以来新作が出るのが楽しみで30冊程読んだ。

★いずれも好きな作家だった。

★浅川 マキも亡くなり、一週間ほどして稽古の合間にCDショップに行って、浅川マキのコーナー自体がないショップもあり、そんなものかと思い寂しい思いもした。

★それだからではないが、「青い地球の人間図鑑」の中で小生なりの追悼をしたつもりである。

★時代を共有して、観客としてはシンパシイーを感じていても、ついにそのライブを見ることなく彼女は逝ってしまった、まだ60代で若いのに……

★時は正に容赦なく流れる。

★仕方のないこととはいえ、もう誰もハイチの地震については思い出しもしない。

★新聞の片隅にそれらの続報が有ってもよかろうと思う。

★テレビとは違い、そういうスパンの長い物の見方が、新聞にはあってもいいのではないか?

★速報性ではネットやTV・ラジオには勝てないのだから。

★そうじゃないかベイビー!

★「ガラスの巨塔」というNHKを止めた元プロデューサーの書いた小説を読んだが、ストーリーだけが先行していて、小説としての感動が何も伝わってこない。

★主人公が巨大な組織の中の様々な人間と戦い、新たな番組を造りやがてNHKらしき組織を止めるまでの話なのだが、肝心な主人公の心の痛みや傷が少しも伝わってこないのはどういうことなのか?

★作者もさる事ながら、何処の世界もそうなってきているのだが、きちっと本にする前にダメ出しのできない、編集者の質が落ちて気いるように思える。

★編集者、プロデューサー、ディレクターの質が低下してきている事が問題だ。

★勿論作家の質の低下も第一の問題だが……
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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