花に嵐の例えもあるぞ

★写真は近所の桜並木です。
★「花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ」と言ったのは川島 雄三だったと思う。それより古い出典があるのかもしれないが、そういった事はどうでもいい。
★いちいちネットで調べる趣味もない。
★問題は川島 雄三が言ったという事だ。「縞の背広の親分衆」や「幕末太陽伝」を撮ったあの奇才天才監督が言った言葉だ。
★その言葉にある如く、本日は南風が嵐のように吹き荒れた。
★午前11時頃、ベランダの鉢植えの花や葉はそよともしていなかった。
★ほんの15分も過ぎたろうか、ものすごい勢いで、ベランダの花どもが揺れ出した。
★一瞬にして風向きが変わる。恐ろしいほどに。
★その風の中、自転車で図書館へ行く。
★当たり前かもしれないが、平日昼間の図書館は年寄りの男どもと、若干の主婦だけで、閑散としている。
★若いころは図書館というもの自体が嫌いだった。
★息を殺して、音も立てずにじっと読んだり書きうつしたりという空間が、息苦しくてなんとも近寄りがたかった。
★だが、今では図書館で講座をやったりしているので、そんな事どころか、独特の静謐な雰囲気が好きになっている。
★ただ、仕事以外ではあまり長居は苦手である。
★そんなわけで、早々に図書館を出て、壊れてしまったので、非常用の大型懐中電灯を買う。電池付きで580円という値段である。
★どうせ国内で造っているとは思えぬが、立派な大手の電機器具会社の製品である。
★580円で儲けというものは本当にあるのだろうかと、余計な事まで考えてしまう。
★たまには野球でも見ようと思うが、BSでしかやっていない。
★試合は巨人ー横浜だが大味で大リーグの松井を見るような興奮はない。
★流れで、そのまま、東映の「集団左遷」という映画を見てしまう。
★江波戸 哲夫原作で亡くなった野沢 尚の脚色。
★1994年頃のバブルがはじけた直後の作品だ。当時より更に時代は悪くなっている事に、感慨深く思う。
★作品としては頑張ってはいるが今一で、はたして映画にする必要があったのかというような作品である。
★というより、多分ヒットはしなかったろうと思われる。
★そういえば、同じ江波戸 哲夫原作で「支店長最後の日」というラジオドラマをラジオ深夜便で脚色した事がある。
★出演者を男女2人に絞って低予算で、それなりに印象的な出来栄えの大人のドラマだったが、なんで再放送とかしないのだろう。
★もったいない話である。
★ということで、風はまだこの夜半強いよベイビー!
★ねがわくば、明日昼頃の雨は止めてほしい。大切な書類の移動があるのだから……といっても、天気は一切おかまいなしか?
★花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ!
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