なつかしの早稲田

★私にとってはなつかしい早稲田大隈講堂です。
★さて、本日は午後、脚本アーカイブズの仕事で早稲田の演劇博物館に行きました。
★懐かしいの一言です。
★何もかも、建物がすっかりかわっていて、蕎麦屋の三朝庵とか銭湯とか古本屋がかわらずに建っていたのには感無量です。
★取り戻そうにも、決して取り戻しえない、もう40年以上前の吾が学生時代を思うと、この40年何をしてきたのかと……いいや、40年前どんな気持ちで毎日をすごしていたのかとなんとも不思議な感じです。
★思えば写真の大隈講堂が吾芝居の原点でした。ここで、初舞台も踏み20の時(46年前)田中 千加夫さんの「マリアの首」を演出したのが吾演出業の原点なのです。
★1000人収容のホールで日本唯一のクッペルホリゾントの劇場から大劇作家の作品を演出してスタート出来た事は本当に幸せな事です。
★作者の田中さんが観に来て、何もおっしゃらず帰って行ったのが昨日のようです。
その田中さんの手にコカコーラの栓を抜いて、瓶を震える手で渡したのを覚えています。
★そして、恋も裏切りも絶望もなにもかもが混然としたカオスのような場所であり、時間でした。
★風邪で熱っぽい軀で、戸塚から馬場への道をちょっと息切れしながら、まさか45、6年後に歩く事があろう等と誰が予想したでしょう。
★人生は不思議に生きている日々の想いも、生活も一気に越えます。
★それは想像を絶するほどにだよベイビー!
★わかんねえだろーな、ベイビー!
★想い出の街を歩いて、風邪は更に悪化したようでした。
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