あくなき挑戦

★今日は強力な北風が富士山の周りの雲を吹き飛ばしてくれました。
★久々に観る富士の裸像であります。
★さて、本日は我が友、尾田量生の劇団ODASSA企画の芝居を観に行きました。
★本来人の芝居を観ている余裕などないのですが、還暦になる尾田ちゃんが初めて書き下ろしたという作品なので、これは駆けつけねばと荻窪への劇場へ昼過ぎに行った訳です。
★これが素晴らしかった。処女作とは思えないほどの作品でした。
★たいてい、いつもは必ず芝居の間に後何分で終わるのかなー、等と腕時計の蛍光文字を何回も観るのですが、そんなこともなく観終わりました。
★カフカの不条理性を現代に移し取った作品で、劇団員はまだ若い人が主体でそれぞれ演技の質に格差があったものの、そういった事を除いても素晴らしい舞台でした。
★終演後、楽日だったにも関わらず、バラシの間に暫し尾田ちゃんや、観に来ていた映画監督達、アナウンス学院の生徒達と語らいの小一時間を持ちました。
★しかし、60歳を過ぎての新たなる荒野への挑戦。中々出来るものではありません。
★現場で若い人たちとやっているものでなければ分からない苦労がしのばれ。
★大いなる激励と賛辞を残し、事務所へ帰りました。
★さて、問題のコピー機ですが、手ざしでなんとかコピー出来る事を確認。とりあえず修理の15000円はきついので、手動でこの公演はしのぐ事にしました。
★夜、帰り来て、本のラストスパート。尾田ちゃんに負けてはいられません。
★こちらは、数え切れないラジオ・テレビ・芝居の脚本を書いてきたのですから。
★いいや、ベイビー!何百本書こうが、常に真っ白な紙からの一本なのだよ。
★経験と引き出しだけは何の役にも立たない。
★そんなことに頼っている作家は碌な作品を生み出さない。
★常に新たな荒野への挑戦だ!
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