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稽古参宮橋

踊り稽古A

★写真は昨日に引き続き踊りのシーンの稽古です。

★さて、稽古は進みます。本日は立ち稽古に入りましたが、台詞がほとんど入っていないのと、脚本の読み込みがされていないので、日常的な場面なのにスムーズにいかず、我慢我慢の稽古でした。

★終わって、何名かの劇団員と打ち合わせに近い話。

★だが、どうも芝居絶対主義というか芝居優先主義で考える小生と、仲間とのバランス感覚で物事を判断していく、30代前半のいわゆるロストゼネレーション世代との間には深い溝があり、中々分かってもらえません。

★バイトにしろ、親を含めた人間関係にしろ、われわれの時代は芝居をやっていることすら全否定されていたので、そういったバランス等は無視して、どうやったらいい芝居が出来るか?

★どうやったら、いい芝居をお客に見せられるかといった事が常に優先で、そのためには親もバイト先も時には友情さえも反故にして、芝居優先でやってきたものです。

★それがいいとか悪いとかは別にして、芝居とはそういう風に価値づけられ、その価値観の中で芝居をやってきたのです。

★しかし、今は違いすぎるほど違います。親も友達もバイト先もある程度納得させ、バランスを取って芝居をやっているのでしょう。

★それが出来るという事は、素晴らしい事かもしれません。皮肉でなく。

★だが、より良き芝居を造るため、何かを犠牲にしないかぎり何もできないということは、今も昔も変わらないのです。

★そうした壁にぶつかった時芝居か、仲間とのバランスかという問題にはイライラさせられます。

★本日は時間切れでしたが、こうした事を伝えて行くのにいささか疲れてきたなーとしみじみ思います。

★60代も後半に来ているなと、感じるのはこういう時です。

★ベイビー、芝居は絶対なのさ。相対じゃないから出来るんだ。

★絶対だからこそ、面白いし、思い込みが必要なのだ。

★わかんねえかなー……
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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