年の瀬の新人賞

★写真は劇作家協会新人戯曲賞の公開審査会。
★劇作家協会新人戯曲賞の公開審査会が座・高円寺で行われた。
★小生も、一次審査の審査員をしているので行った。
★川村 毅氏の司会で、マキノノゾミ・坂手洋二・斎藤憐・渡辺えり・横内謙介・佃 典彦と応募者から選ばれた審査員による公開審査会であった。
★最後に残った5作品について、2時間半にわたって、の論争で結局多数決で、エダニクという屠殺場を舞台の3人の芝居が最優秀賞に選ばれた。
★総じて、台詞が日常の会話になってしまい。世界観の小さな芝居ばかりで、冒険とか破たんのないこじんまりとした芝居ばかりで、どうも小生はいずれにも納得のいかないものばかりであった。壮大なロマンとか、雄大な時代の中でのダイナミックなドラマは皆無になってきている。
★このままでは、芝居自体が矮小化した日常を、こぎれいに器用に切り取るようなものばかりが芝居として認知されていきそうで、本当に危機感を持った。
★終わって、劇作家協会の忘年会。小松幹生さんや、若手の作家・坂手洋二会長と少し語る。
★坂手さんも失敗してもいいから、熱い思いを表現していく冒険がないと言っていた。
★ベイビー、どうして、いつの頃から若者はこんなにこじんまりしてしまったのだろうか?
★唯、われわれが年を取りそう思えるだけならいいのだが、そうとも思えないフ氏が多々あって心配だ。
★何?そんなことより、自分の事の心配が先だって?
★分かっているよ、いつもの事だ!

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