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芝居見物・若い劇団の

日日草
 
★写真は日々草。

★本日はT賞の戯曲2次審査。4篇を読む。

★流石に1次審査を通過してきた物なので、文章というかセリフがこなれていたり、ストーリーに破たんはそれほどないけれど、なんとない日常がなんとなくだらだらと続くのが多くて、なんだかな―と現在の演劇事情と重ね合わせて考えると暗くなる。

★夢・感動・衝撃そうしたものをいつから客席に投げかけるのを止めてしまったのか?

★又、やめたならやめたなりに変わる物が、なければならないだろう。

★お客はいずれにしろ何かを求めて劇場に高い金(パンを買うのを止めて)を払い、観に来ているのだから……

★夕方品川六行会ホールで、フルモンティと言う若い劇団の公演を見る。

★全員が20代、何人かが事務所に入っているというが、驚くのは金のかけ方だ。

★ホールも高かろうが、セット・衣裳・小道具いずれも金をうらやましいほど掛けているようだ。

★内容は、立ち回りを中心にした、ほとんどゲームの世界(もっともゲームの世界の事は分からないが、多分)を役者でやって見せるような舞台だ。

★若さはあるが、深さは何もない。言葉も内容もだ。

★ただ、立ち回りが激しく、テンポがあるので、なんとなく見てしまう。

★二日続けて、付き合いという事で、若い劇団の芝居を見て、これら2つに希望はあるかと言えば、希望はあるかもしれない。

★ただし、劇作・演出がもっと本気で芝居の勉強をし、教養を深くしていけばという前提だ。

★役者は基礎ができていないが、中に少しずつ個性的な役者が生まれつつあるのかもしれない。

★というわけで、なんだかロックンロール世代としては疲れた2日間でした。

★ベイビー!頑張れよ。

★何?頑張るのはおめえだよ!

★そうでした。まったく仰せの通りへへー!


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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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