右利きの左手

★意外な事に人は不自由になってみて、初めて分るのだが、右利きの人間にとっての左手の存在だ。
★紙一枚もてないということは、本当に不便である。例えば、Yシャツのボタンを掛ける、例えば片手のカバンを持ち替える、例えば鍵を開けるときにそえる。例えば、メシを食べる時茶碗を持ち上げる。
★並べたらきりのないほど左手は右手の補足や補助をしている。こいつの働き無しには右手は何の力も発揮できない。
★65にもなって、そんなことが分っても仕方がないのだが、その身にならなければ、想像力で補完できない事もこの世には、無数にあるという事をしみじみ味わっている。
★本日は某局テレビドラマの最終審査一歩手前の審査を数人で集まってやる。
★これだけ殺伐とした世の中なのに、そういったことを踏まえた上でのファンタジーや、救いの有るドラマ、あるいは不器用でも鮮烈なドラマが少ない事に落胆の色濃い。
★ドラマが衰退しているから、この程度の作品しか生まれないのか?それとも旧態依然とした、ドラマツルギーの教え方が悪いのか?或いは文章のセンスや発想力のある人材が、他のジャンルに流れ込んだのか?そうした事は分らないが、いまだ世に出ていないシナリオ志望の諸君の奮起をうながす。
★と言ってここで促しても誰も見ていないか?
★夕方審査を終わって、昨日痛みの為余り寝られなかったので、もう一つの会議を欠席してめずらしく、早く帰る。それで休めるかとおもったら、Iが来て、深夜、朗読劇りんごの打ち合わせが入る。
★少し休ませてくれーと言ったらバチがあたるか?
★九死に一生て゛生還したのだから、少々あちこちが痛くても、しばらくは幸運を心から感謝しなければ゜ならない。
★ワカッテイルゼ、ベイビー特等の笑顔だ。
スポンサーサイト