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お盆の東京

十二双川舞台写真G

★三度、十二双川物語の舞台写真。

★午後新宿へ出て脚本展の朗読劇打ち合わせ。日俳連の方と会い、打ち合わせ。

★そのあと、久しぶりに紀伊国屋書店で本を見、2冊買う。

★どういうわけか、思ったより街も電車もいつもの土曜日と同じように混んでいて、あの人間の少ない、すっきりとした東京には会えなかった。

★高速道路は、もう上りの大混雑が始まっているというが、昨今は分散したためなのか、それとも東京の人口が増えすぎたためなのか、お盆の東京の良さがなくなってきた。

★田舎から出てきた人には悪いが、お盆と正月くらいの人口になれば、東京は実に住みやすいのだ。

★ボンであろうと、正月であろうと、金もないし、海外へも、国内旅行へも、行けない東京者にとっては、ガランとすいた電車。きっぱりと人の少ない街だけが、年2回の楽しみなのだが、そうしたメリハリも季節のメリハリのようにぼんやりとしてきている。

★どうなんだろーね、ベイビー!

★何?墓参りには行ったかって?

★これが行かないの。家はクリスチャンの家系なので、お盆より、クリスマス。秋の記念会(仏教による法事のようなもの)が大切なのだ。

★墓参りは青山墓地にいつも年の暮れに行き、行こうと思えばすぐ行けるので、時々お盆以外の時にも行くようにしている。

★したがって、何の行事もなくお盆は過ぎていく。

★帰り、西武新宿線が又事故で、JRで迂回して帰って来る。

★TVで「硫黄島からの手紙」を途中から見る。

★映画自体は、あの戦争をそういう捉え方もあるのか?ぐらいの感想だ。クリント・イーストウッドも言われるほど大したことはない。

★たけしと同じで、どちらかと言えば、周りが持ち上げてなってしまった巨匠だ。本来のプロの巨匠とは違う。

★戦争映画と言えば、子供の頃「きけわだつみの声」という映画を誰かに(父か母に)観に行かされて、途中で気持ち悪くなって、吐きながら映画館を出てきた記憶がある。

★以来ほとんど戦争映画というものは観たくない。見ないで生きてきた。はやりの言葉で言えばトラウマか?

★だが己の寿命というものが短くなってきて、60年ぶりくらいに戦争映画を見ている自分がちょっと不思議な気がする。

★思えは小生、全く未来の分からない、戦時中の昭和18年に生をうけたのだと改めて、終戦記念日(痛みを込めて敗戦記念日とあえて言いたい)の今日に思う。

★平和で、未来も夢もある時代に期待をこめて、産み落とされた世代とは違うのだ。

★そのことの意味を認識し、何かを伝えて行きたいとやけにまじめな事を思った。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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