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引っ越し貧乏

新居からの富士
★写真は今度移転する新居からの眺め・夕景です。

★しばらくのご無沙汰でした。元気ですよ。

★今月末を以って総理を引退します。じゃなかった。とんでもねえよ。同調してるわけでも何の関係も無いのに、たまたま重なっただけ。誤解

★ともかく、9月いっぱいでG.C..こと小生は引っ越します。

★指折り数えてみたら、結婚してからかれこれ52年。この間17回目の引っ越しであります。

★一時劇団の事務所を別に借りて、そちらで寝泊まりしていた時もあり、事務所の移転も数に入れると実に19回目の東京都内引っ越しであります。

★何が悲しゅうて、そう移転するのかと言われると、元来、かっこよく言えばボヘミアン、悪く言えば東京に生れながら、中部地方各地を子供の頃から転々として、故郷は一番長くいた静岡小3の途中から高校卒業まで。

★静岡が第2の故郷みたいなもので、友逹は多いのですが、故里とも言えず、さりとて、18歳の時に戻ってきてからずうーと東京に住んでいて、墓地も青山墓地にささやかな墓地があるのですが、、江戸っ子とか、東京人というのも奥がましく。

★性根の定まらぬさすらいの日々を過ごしております。

★もとより、劇作家や放送作家と呼ばれたり、中にはよしてくれと心底思っても先生とよばれても、しがないさすらいの定め。(長谷川伸かよ!-あいや、劇作家たるもの長谷川先生は師の上の師です)

★さて、こちら、家を買う甲斐性もなく、(もっともこの国では家を買ったり車を買うと税金の控除はあるが、今年も家が買えなかったねの税金控除のない不思議な国なのですが)さりとて、劇団などを造って芝居をやるためには、民間の2年に一度の家賃更新料が不安で。

★だって芝居ではこの国では食えないものの、脚本家とか放送作家で、一時は売れても、いつ仕事が来なくなるかは分かったものではなく、貯金がなければ2年先にそんな更新料等払える術もなく、URとかいう素晴らしい更新料無しのビルに住むことに相成り、ああでもない、あっちがいいと何回も引っ越す羽目になったのです。

★3年程前迄は必ずと言っていいほど、新築の団地に住んでいたのですが、年と共にこちらは引退したつもりもないのに定年のように仕事も減り、3年前初めて、古いビルに移りました。

★今回は現住所より300メーター程北よりで、わが父母の住んでいたいわば結婚前の小生の実家に近い処であります。

★そんな意識もないのですが、気が付くとなんかかつての実家に呼び寄せられたみたいで、いいのかわるいのか…

★とにかく年も年なので、この老齢の引っ越しの準備はとてつもなく厳しく、つらい毎日です。

★ただ、静岡から見た富士山とは裏側になりますが、やはり、ベランダから晴れてさえいれば、くっきりと富士山が見えるので、それが唯一の喜びです。

★今回は旧住居より、3階も上なので、ことさらに富士が大きく見えるような気がします。


★ただ、平成元年に建てられたビルとかで、かなり古い感じもしますが、部屋が一部屋増えて、4DKになり、かなり本を捨てなくて済んだので、それが唯一の喜ばしい事です。

★とにかく、風に吹かれてさすらいのアナーキスト気取りとしては、死ぬまで現役いや、元気のつもりなので、芝居やドラマや小説を書き続けるつもりで、断捨離とか遮断急?などはしません。

★この年になると友の死や、不意に便りがなくなる同期の桜が実に多いのですが、とにかく小生倒れるまで走り続けます。吠え続けます。

★年賀状なども劇団をやめてから、次第にFOしようと、いただいた方だけに返事を書いておりますが、中々減りません。

★それもありがたいことで、新住所も住所的なお付き合い、(変な言い回しですみません)の他FBとか、メール.だけのお付き合いの方も多いので、10月になり、落ち着いたら、住所移転の葉書を送ります。その時になり、また夕焼けの富士のデザインかよ!等とはおっしゃらないでください。

★子供の頃、中学生に成ったころかな?静岡の県営住宅の平屋の瓦屋根に上り、寝転んだまま、煙突掃除をさぼって、富士山を飽きずに眺めていたものです。

★飯を炊きながら、火吹き竹で、「ふー」と竈の前で息を吹くと、逆流した煙で、涙をぼろぼろこぼしていた妹も、既に鬼籍に入ってしまい、せめてもっとまじめに煙突掃除をしてやったら、少学5年の妹は涙もこぼさず、料理することが好きな大人になったろうに…
…と思いつつ見る富士の裏側ですから。

★妹よ、まだ俺はそっちには行けない。書くことが沢山あるからな!

★長々とごめんな、ベイビーまた気が向いたら、書くよ!
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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