長十郎、今何処

★写真は幻の長十郎です。
★ずいぶん長いご無沙汰になってしまいました。約半年です。
★なんとか元気に生きながらえております。
★まあ、コロナの対策の遅れや、強引なオリンピック・パラリンピックの開催や、ワクチン接種の不手際。一番の怒りはコロナ患者を含めた自宅待機という名の医療崩壊による孤独死の黙認!
★これらの怒りを書き連ねるときりもなく、一介の老人が上目線で世間に物申しているような感覚が嫌で、じーっと我慢の半年でありました。
★何とか2回のワクチンも打ったのですが、デルタ株とやらの出現で、それもたいした担保にもならなくなり、また0ベースに戻ったような塩梅です。
★さて、今日のテーマです。今は幻となった長十郎です。近くの梨園の方から、今は保存用に1本しかない木から特別にいただきました。
★ある程度の年を重ねた方には懐かしいかと思われますが、今や梨自体の品種にもなくなってしまったものです。
★私も家内も昔から長十郎のあのざらっとして、荒々しい歯触りと、あまり甘すぎない梨が大好物でした。
★しかし、20世紀や幸水といった柔らかく甘い梨が好まれたのか、生産者がその方向を目指したのか、長十郎は30年ほど前から姿を消し、今では絶滅危惧種いやそれを超えた存在になってしまったようです。
★甘くて柔らかい食べ物が、果物に限らずお菓子やスイーツでも全盛です。
★それは正に戦後辿ってきた道とも合致します。無骨なもの、荒々しいもの、頑固なものはすべて否定されてきました。
★平等で、差別なくという名のもとに、怒りも表現せず薄ら笑いでやり過ごし……
★止めたやめた、また年寄りの愚痴の繰り返しにしかならないので、思い切り長十郎をかじりました。
★うめえー、この歯ごたえ、これこそ梨!!他に言うことありません。
★あー有ったか、皆様、御身ご大切に!
★お休みベィビー!また気が向いたら。
スポンサーサイト