夏が本当に終わって…

★写真はフレデリック・ビィトゥー作/權 寧訳 水声社の本セリーヌ伝です。
★8月9月は天中殺だったので(半分冗談・半分本気)ブログはお休みしました。
★数少ない、でも大切な読者の方からご心配いただき、もうG.Cはくだばったのか?とのお問い合わせもありましたが、どっこいくたばりも自死もせず喜寿ギリギリの体調で過ごしてまいりました。
★その間に晋。小池もスカになり、間違えました。新コロナもスカに成り果てました。
★GO TOキャンペ-ンとかで、二階建ての要請で高いホテルのみが得をして、小さなビジネスホテル等はほとんど得もなく、70代以上はどんどん患者数も増えて地獄へ突っ込んでいきます。
★こういう時はせめて、あの毒あるセリーヌあたりが最適で、随分前に読んだのでほとんど忘れてしまったので、写真の分厚い伝記を読む前に「夜の果てへの旅」上下巻セリーヌ作・生田耕作訳・中公文庫を読み直しています。
★セリーヌはアナーキストとも、右翼でナチ礼賛者ともいわれ、投獄されたりもしていますが、このコロナ禍で読むにはうってつけの本です。
★まずは、JLゴタールの映画とセリーヌやジョルジュ バタイユ・ヘルマン ブロツホ・トーマスマン・バルザック・アルチュール ランボー等ヨーロッパの作品から主に影響を受けた小生としては、セリーヌをもう一度熟読しつつ、その影響をたっぷり受けた小説を今手掛けています。
★果たして、小説になるか、戯曲になるか、ラジオドラマになるかはわかりりませんし、ホラばかりで、途中でくたばってしまうかもしれませんが、やってみます。
★余計な事ですが、半沢直樹の最終回をチラツトみました。あんなものがドラマで政府や権力のやり口の代償になるのなら、見ているものは政府の交代などもドラマにしか見えていないのかもしれないと思いました。
★わが演劇科のご学友の北大路欣也の自然な芝居が、ことさらうまく見えたことです。もっとも本人はアップの大げさな目芝居をやりたかったんだがと何かに書いてありましたが。
★同じTBSでも、ラジオドラマで池井戸潤さんの「下町ロケット」を5年程前に、小生脚色させてもらいましたが、非常に繊細で、深い情熱とドラマ性のある小説で、風間 杜夫や橋爪功さんが実に巧みに演じてくれました。演出の岩澤 敏さんの手腕もすばらしく、なんで再放送しないのかと思います。
★ああいう、どなり散らしたり、叫んだり、土下座したりするのが、ドラマだと思い込まれるのは本当に困つたもんです。
★同時期にNHKのtVドラマで死期の迫った梶 芽衣子と元刑事の探偵江口洋介の演じる大森寿美男作の「天使のリクエスト~人生最後の願い」やNHKFMシアターのラジオドラマで、藤井香織作の「歌えこの街の空に」を見たり聞いたりしてほしい。まだ見逃しで見れるはずですよ。こういうドラマが本当のドラマといえる。
★と、久しぶりの割には何のかんのと、年寄りの繰り言になってしまいましたが、とにかく「死んで花見が咲くものか」であります。
★この頃悲しいニュースが続くが、妹の自死を救えなかった愚かな兄としては、とにかく死ぬのは止めて、誰かに話そう。と言いたい。
まず親身になって話せる誰かをつくることだ。ただしそれはSNSから始めることではない。会ってからそういう友を造ろうよ。
★とか言ってるうちに深夜1時20分だ。3時半就寝11時起床の、夜型77歳はまだ治らない。そのせいで具合が悪いのか?
★まあ、世界が、終わるまでが人生だ!、いいじゃないか!「人生が終われば一切の世界も閉じる」ーあゝ、たまにはいいこと言うね。
★本日これまで、お休みベィビー、また気が向いたら。
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