今年の蝉

★写真は今年わが家に迷い込んだ蝉です。
★昨夜帰ってきたら玄関の辺りに、二匹の蝉が羽をバタバタさせ腹ばいになって鳴いていました。
★いつものようにコンクリートのマンシヨンの通路では生き抜きかろうと、空に向けて離したつもりが、一匹小生の襟について家まで入って来てしまいました。
★それを見つけた家人が、ずいぶん前に亡くなった愛猫「アビ」になぞって、「アビ、化身になって家に来たのかい?」と言ったので、暫く飼って放してやろうかと、天井に止まったアビならぬセミを写真に撮りました。
★やがてアビは鳴きながら、洋服ダンスの陰の襖との狭い隙間に入っていってしまいました。
★夜暴れまわって羽音がうるさいとねむれないので、外へ出してやろうとしましたが、静かなので、其のままにして眠りました。
★本日例によって昼過ぎ起きた小生、家人と2人で洋服ダンスの陰を昨夜の蝉を探したのですが、姿がありません。
★殺人的な暑さの為、窓は開けていないので、もう家の中で蝉の短い命を終えているのかもしれません。
★それにしても、土の中に何日もいて、外に出て脱皮したらあっという間の命です。勿論人間の場合もあまり変わりなく、其のスパンが蝉に比べてちょっぴり長いだけなのかもしれません。
★無常を感じて、ようやくやゝ涼しくなった夜の空を見上げると、悠久の満月と金星が寄り添うようにしています。

★なんと蝉と人間の生の短さよと、いささか感傷的になった夏の夜でした。
★本日これまで、お休みベィビー!又気が向いたら。
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