本屋がなくなっていく

★写真は近所の電車図書館と3月末の夜桜です。
★本日は右膝のリハビリと、左の人差し指と中指のリハビリと赤外線治療の為に三鷹台へ。
★帰りに例によってラーメンを食べ、カメラ屋によって壊れてしまった一眼レフのレンズの値段を見るが、高い、手が出ない。
★そして本屋。買うつもりのミステリーを探したが、生憎なくて、手に取った3冊の本を買ってしまう。
★1冊は今野勉さん作の「宮沢賢治の真実」修羅を生きた詩人。此れには賢治の妹の事、と自身の修羅に触れているらしい。
★4,5年前に宮沢賢治とその兄弟についての「修羅シュシュシュ」という芝居を、吾が劇団ギルドによってシアターXで上演したので、賢治を取り巻く血縁には殊更興味がある。ただし、直木賞の宮沢賢治の何とか・・・・は買わない。
★なぜって、へそ曲がりだから今はやっている物は絶対買わない。数年たってから何故売れたのかという検証の為に買うぐらいだ。
★本屋がどんどん潰れていく、現に本を読む人間が居なくなっている。そのためか、昨日のNHKのプロフェッショナルで、10000円で、あなたにふさわしい本をセレクトするという北国の本屋の事をやっていた。
★自分で読む本のセレクトを人に頼むなら初めから本等読まない方がいい。
★本は女と同じで、自分でそれに運命的に行きあたるか、親しい人に勧められて(いわゆるお見合い)かのどちらかしかないだろう。
★大体何の本を今読んでるかなんて言う事は、恥ずかしい限りだと思っている。何を毎日何を食っているかとか、何を読んでいるかというかは、今どんな性生活を自分がしているかと同じだと思う。
★そういう恥ずかしさの内側を文章にして、他人に知らせるのが物書きだとしたら、何とも恥ずかしい存在だ。
★芝居などはその最たるもので、人間を勝手に作り出し、ドラマや葛藤をつくりあげて、差し示すなどという事は、犯罪的に恥ずかしいかぎりだ。
★そんなことはすべからくやめた方がいいのだけれと、その恥ずべきことにはまって、もう、56年程もやってきている。20代の6年間は空白だから、おおよそ、50年か?半世紀だ。
★まあ、本だけは、どんなに金のないときでも、飯の食えない時でも優先して古本買ったり、有る時は友人の本棚からかっぱらったりしては読んで来たので仕方ないか?
★あ、いや、それほどというか、本は読んだことがなかった。
★高校生の時演劇部の先輩から三好十郎の戯曲を読めと渡されて、さっぱりわからず、小説も夏目漱石の「吾輩は猫である」を図書館で初めて読んで、動物の視点から人間の生活を描くのが小説なのかと思ったくらいだ。
★19歳になって、プロ劇団に入り芝居の事がさっぱりわからず、本を読み始め、それからは狂ったように戯曲や哲学書を読み、とうとう25歳を過ぎて普通止まるべき年齢なって、目が悪くなり近視になった。
★それはともかく、相変わらず、並行して数冊読んでいる。
★小池真理子の「死の島」を読み終わって、宮部みゆき・半藤一利の対談「昭和史の10大事件」・香山リカの「わかってもらいたい」という病・ジョルジュバタイユの「エロティシズム」(今更ながら文庫本になったので)と・人と作品「与謝野晶子」・佐藤春夫「晶子曼荼羅」・本郷和人「日本史のツボ」・紗倉まな「最低」
★このへんをランダムにその日によって手に取って読んでいる。一冊乃至は二、三冊だ。
★これが物忘れ急速度な頭の中でどうミキサーにかけられ、これまでの自身の垢と混ざって、何が生まれるのか?
★・・・・楽しみであるで、終わればよかろうが、そんなこんなで、相変わらず睡眠障害で少しずつ1日3回に分けて、眠っている。
★広島カープにいた衣笠が71歳で亡くなった。先日声が枯れた解説をしていたので、風邪でもひいてるのかと心配していたら、最後の頑張りだったのだと思うと痛々しくもすさまじい人生だ。どうか安らかに・・・・好きだった。張本の次の次位に。
★話はつきないので、本日此れまで。お休みベィビー寝られる裡が華だぜ。そのうち意味もなく眠れなくなる。
★また気が向いたら!
スポンサーサイト