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そういえばマリー・ラフォレ

マリィ ラフォレのレコードジャケット
★写真はマリー・ラフォレのレコードジャケットです。

★昨日と言っても、一昨日1月15日夜、西荻窪の2+1という小さな劇場で、いさらい香奈子の「エディット・ピアフという女」を見てきた。

★ピアフの歌の中に、彼女の人生を語りこむという構成で、素晴らしいステージだった。

★特に愛の讃歌を謳いあげる当たりは圧巻の感動的なシーンとなっていた。

★思い出すのは、もう30年以上前だが、劇団ギルドではなく、その前の演劇集団八騎人の後期、明石スタジオで、拙作・演出の「眠れ愛しのリリー」を上演した時、いさらいさんはリリーをやったのだが、其の彼女のモノローグの背景に流したのが、マリー・ラフォレのパダン、パダン、パダンだった。

★マリー・ラフォレは今のようにアイドル等と言う物が存在しない時代、60年代と思う。アランドロン主演の「太陽がいっぱい」というフランス映画のヒロイン役で彗星のようにデビューした。

★私や、4年前に亡くなった私の親友Aにとってはまぶしいスターだった。

★その後彼女は、数々の映画に出たけれど、訳あっって(どういう理由かしらないが)転落し、麻薬に溺れて消息を絶った。

★その間偶然静岡で理系の仕事をしていたAに久々に会うと、いわば私たちの唯一無二のアイドルのマリー・ラフォレのブロマイドを彼が持っていて、強引に私は彼からそのブロマイドを取り上げたのを覚えている。

★やがて、地獄の底から薬を絶ったマリー・ラフォレは、パリのムーランルージュで今度はシャンソンを歌う歌手として復活を遂げた。そのレコードを私は偶然手に入れて、芝居の中で一部バックグラウンドに流したのである。

★いさらいさんは多分シャンソンを歌い始める前で、覚えていないかもしれないが、私にとっては彼女マリー・ラフォレの復活と相まって忘れられない曲なのだ。

★そのパダン・パダン・パダンというエディット・ピアフの曲を、本当に魂を込めるようにいさらいさんは歌い、私は感動し、年月の流れに唖然とする。

★調べると、マリー・ラフォレはスイス人でスイスに住んでいたという処まで分かっている。彼女も多分70代後半のおばあさんになっていると思う。幸せならいいな・・・・と関係のないかってのファンとしては思う。

★今日17日15時のマチネーのみは若干の席に余裕があるという話である。お近くの方、お暇な方は「いさらい香奈子」のFBで検索してください。

★差しさわりがあるといけないので、自分がやっている間は、芝居の感想はあえてあまり書かないのだが、ちょっと書いてみたくなった。

★本日これまで。お休みベィビー!また気が向いたら。
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theme : ひとりごと
genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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