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引っ越した訳

新居からの富士

★新居からかすかに見えた富士の写真です。工事中の囲いが取れれば、前よりはかなり上部だけれど、ベランダから富士は見える。

★このところ一日おきくらいに徹夜をして、何とか壱岐の未来座で来年4月1日に、壱岐博物館で上演する芝居を書き上げた。

★「旅、はるかな壱岐」―小山弥兵衛を救え!-という1時間を少し切る芝居である。

★若いころと違って徹夜は本当に死ぬかと思ってしまう。もっと早くから手を付けておけばよいので、皆自分が悪いのだが、引っ越しなどと重なってしまい最悪な状況に自分で追い込んでしまった。

★そもそも何を好き好んで11階建の角部屋から、2棟先の、やや狭い6階建ての建物の、ど真ん中の部屋に引っ越したのか?

★団地の外装改良(塗り替え計画)が、前の住んでいる棟で始まると分かったのが10月の初め、工事は来年1月からと言う情報が入った。

★工事が始まると、建物全体を黒いビニール製?の布で覆い、パイプを建物の全体に覆い、そのパイプを伝わって色々と外壁の塗装をするのである。

★ということは、ベランダが覆われ使えなくなることは置いても、別の棟の工事の具合を見ると、すごい勢いで、パイプを金具で叩いたり削ったりの音が朝8時~夕方6時頃まであるのである。

★喫茶店や、ファミレスでパソコンを持ち込んで仕事をするものならとにかく、夜型とはいえ、朝から工事でたたき起こされ、日中いっぱい金属を叩かれる音の中ではどう考えても仕事が出来ない。

★これは引っ越すしかない。といって、近くの一軒家を借りると言う手もあろうが、2年一度の更新のための契約料は、吾々自由業には無理なのである。その2年後に仕事があるかどうかも分からないというのが、自営業或いは自由業と言う名の気楽な商売だからである。

★そして事は急をいそぐ、まさかクリスマスとか大晦日に引っ越しもないし、新年早々の引っ越しでは、誰も助けに来てくれない。

★そこで、目標を定めて11月中旬に、既に工事の終わった棟で、開いている同じ団地の似たような空き部屋を探した。結果急いだために今までの3LDKより10へーべ程狭い、3DKしか開いていなかったのである。

★そしてこちらは17年ぶりの引っ越しなので、10月の初めから少しずつ荷造りを始めたのだが、夫婦2人とも仕事は休めず、小生は執筆等の仕事が3本重なる。

★未練なのかなんなのか、大分捨てては見たが、資料や本が捨てきれない。職業柄普通の家の5倍を上回る本の量なのである。

★おまけに越して10日後に、仕事で九州の諫早と壱岐への旅が入っていた。

★本当に素晴らしい友達や弟の協力で、ギリギリ引っ越しは終った。ただ、居間は今、段ボールが未だ積み重なったままである。

★明日から少しずつ片付けて、何とか年内に居間に空間を持ちたいと思う昨今である。

★話変わって、今日朝徹夜明けの仕事を終えて、スポーツ紙を買って電車の中で開いたら、早坂 暁さんがお亡くなりになり、さらにショックだったのは日脚連で毎月2度程お会いしているアニメ脚本家の島田 満さんの訃報を見てしまった。

★呆然とした。数々の名作アニメを書かれ、お会いすると実に穏やかで素直な方だった。あれほど有名な「あられちゃん」やワンピースの脚本を書きながら、常に前向きで、やさしく、裡に情熱を秘めた素晴らしい人だった。

★涙がこみあげてきて仕方がなかった。歳で、その方の死を判断すべきではないが、58歳だったとあった。「それはないよ、若すぎるよ」と、無駄に長く生きてしまった己を恥じた。

★島田さんどうか安らかに、合掌。

★又早坂さんも何回かお会いしたが、いい意味で頑固で明晰な方だった。「夢千代日記」は最高の作品だろう。合掌。

★劇作家協会の公開審査会と忘年会があったが、こんなに心が落ち込んだ日は無かった。

★あすは本来なら会えるはずの島田さんと会う事の出来ない、新聞の校正の日で有る。こんなに出席の辛い校正の日もないのだけれど…

★本日これまで。それでもお休みベィビー!また明日。



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theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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