毎日が仕込前日

★写真は秋の鰯雲です。
★さて、2棟先の同じ団地への引っ越しである。芝居をやっていない人にはピンと来ないだろうが、毎日が仕込の前日、つまり搬入の前日状態がここ1カ月以上続いている。
★芝居の時は、偉そうに座長は立って運搬の作業を見ていて「あれは運んだか?」「気を付けてな!」等と言っていればよかった。
★本人たちの引っ越しとなるとそんなことは言ってられない。
★終日の荷造りで、少しは筋肉がついたかというと、筋肉が突然動かなくなり右肩と腕が上がらなくなったりする。
★医者へ行き半日潰してレントゲンを取っている暇もない。
★猫の手も借りたいくらいだが、その猫も小生の身代わりのようになって、2年前に他界してしまった。
★それでも嬉しいのは、昔からの知り合いの中学生や、近所に住む劇団の女優、、遠くに住む芝居の仲間、昔からの友人の解体屋の知り合いのJや弟等が、入れ替わり立ち代わりやって来てはいろいろ手配したり、手伝ってくれる。
★有り難いことである。このろくでなしを助けてくれるのである。
★後は特殊な本、まだ読んでいないくせに手に入らない絶版の本とどう私が棄てる折り合いをつけるか。
★昔やり遂げた仕事の関係の書類を、思い切りよく捨てられるかに一切が掛かっている。
★そう別れは何時だって不意な肩の筋肉が切れるようにやってきて、やはりつらく悲しい。
★でも実の処、この引っ越しは改めて芝居を明年以降続けるための引っ越しなのだ。
★だから、やめるわけにはいかないのだ。引退の為の引っ越しではないのだから、
★もっとも「引退」なんて偉そうな言葉は小生にはない、「野垂れ死に」と言う言葉は依然としてあるが。
★本日これまで。お休みベィビー!また気が向いたら!
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