霜月の初雪

☆写真は54年ぶりとかに降った11月の初雪(11月24日)でした。
☆さて、54年前と言えば小生まだ19歳で、新劇団自由舞台という早稲田小劇場の前身の劇団で、別役 実さんの「象」の再々演で、京大の寮に泊まって、京都の八坂会館で、男2の役をやっていた頃です。
☆ちなみに秋で10月か11月で、相手役の男1は鈴木忠志でした。
☆上がってしまい頭が真っ白になってセリフを1ページ飛ばしてしまいました。
☆そういう時に限って怒鳴りつけるはずの演出兼相手役の忠さんが、優しく「まあ、高谷君、芝居は色々な事があるからしょげるな」とぽんと肩を叩いてそう言ってくれました。
☆それは彼のやさしさだったのですが、何故怒鳴り飛ばしてくれないのか・・・・とひどく救いの無いように傷ついた19歳の秋でした。
☆憶えてますか?忠さん。あれから幾星霜、全く違う芝居をお互いにやり続けていることに不思議な気がします。
☆振った雪の日の事は憶えていないけど、人間、恐ろしく印象深い失敗だけは、54年経ってもはっきりと覚えているものです。
☆新しくまた性懲りもなく替えてしまった(もう病気です。使えもしないのに、スマホは多分10台目に近いと思います)アンドロイドの設定に振り回され、おまけに10年経ったDVDの録音機の故障に悩まされ、機械に振り回されて、色々やるべきことが中々進まない、昨今です。
☆本日これまで。お休みベィビー!また明日。
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