風流剣士の歌正確な奴

☆写真は舞台稽古の「誰?」です。
☆さて昨日の続きですが、風流剣士は村上源三の原作でした。脚色は本人かどうかはわからないけれど、そして調べた結果
正確な歌詞は以下です。
☆高い空見て考えろ 風は流れる 雲は飛ぶ 今日は斬り合い あしたはいくさ 武士は強いがよいという
侍ならば 忘れてならぬ それは風流 風流心
しょせんこの世で絶えぬのは、 金も持ちたい 恋もしたい
立身出世を 夢に見て 欲で固めたこの腕を。
侍だとて忘れてならぬ、それは風流、風流心(ごころ)
☆2番もあるらしいが定かではない。
☆さて、そこで、こういう素晴らしい歌の後で奥がましいが、以下は小生29歳の処女戯曲で作詞し、芝居の最後近くに役者が歌った歌です。
〽 死んでもいいよと
叫びつづけた。
ただその前に
たった一つの
あゝ震えるような
愛がほしいさ
それがなしには
死ねないさ。〽
☆これは「難破船」ー幻のマラソンダンスーという芝居で、映画になったシドニー・ポラック監督でジェーンフォンダ・ドナルド・サザランドが出た「一人ぼっちの青春」(DVDあり)のシナリオと、ホレス・マッコイの小説「彼等は廃馬を撃つ」を劇化したもので。
☆当時角川書店に交渉して、訳者の後の直木賞作家、故常盤新平さんに会って許可を頂き、小生が戯曲化したものの挿入歌として造ったものです。
☆場所は当時荻窪にあった観音寺(今も寺はあると思いますが)のホールで、お客を舞台に載せて、下のフロワーで社交ダンスのマラソンダンスに暗黒舞踏風の踊りも入れて、カップルで役者が踊りながら止まっては喋るという構成でした。
☆八騎人と言う劇団の旗揚げで、8月の真ん中あたりだったと思います。
☆稽古場は川崎の京浜工業劇団(? )の稽古場を借り、冷房がないので、上半身ガリガリの裸で演出しました。
☆おかげで、演劇誌新劇に大島勉さんが批評を書いてくださり、当時テアトロにいらした、先頃なくなった劇作家の小松幹生さんも批評を書いてくださりました。
☆御両人とも大変好意的に批評して下さり、そのことが自信になり、確かな私の演劇人生の第2のスタートになったと思います。
☆それだけに稚拙であってもなつかしい小生の劇中歌です。本当は日本でまだ根付いていないミュージカルを目指していたのですが、いつの間にかストレート芝居ばかりになって来ました。
☆本日これまで。お休みベィビー!また明日。
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