後1週間に迫って

☆さて、本日から稽古は、東村山の稽古場に移る予定でしたが、友人の奥様が急逝して私は急遽目黒迄通夜に駆けつけ、出演者や身近なスタッフには小道具造りの作業日を繰り上げて、やってもらうこととなりました。
☆お通夜は簡素でとても素晴らしいものでしたが、67歳ですい臓がんで急に亡くなった奥さんも哀れで、何よりも喪主本人も言う想定外の出来事に本当に悲しそうでした。
☆だが人間本当に悲しい時は微笑むのです、皆の前では。このことが痛ましく、まして、八騎人では「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の主役をやった縁もあり、血圧の関係で倒れてからは、半ば引退のような状態になっていたのですが、依然として彼は俳優のわけで。
☆「残された人生、芝居をやるしかないよ。セリフが覚えられないならセリフの少ない役を書いてやるから!」と慰めるのが精いっぱいでした。
☆ただ、幸いな事に昔会ったことのある、唯一の男の子が成人し、結婚し彼に取っては孫も出来ているので、その遺伝子はつながっていくのだろうと思いました。
☆しかし当面は一人暮らしで、料理の好きな、そしてうまい男ですが、「この年になって(60代も後半になって)一人用のレトルト料理を作るのもなー」とぼやいていました。
☆男やもめは大変なものです。俳優仲間が沢山来ていて、不動駅の駅近くで、喪主もあとから加わって飲みました。
☆ご冥福を心よりお祈り申し上げました。
☆話は変わって、後いよいよ1週間となりました。演出はいつも勝負ですが、この1週間と舞台稽古が最大の時で、ここで最後の感覚を研ぎ澄まし、無駄であっても芝居は、捨てるべきところは捨てる勇気を持たなければなりません。、

☆本日と明日の昼間は作業をして、道具を作り上げ、明日夜からは返しながらの通しと通し稽古に入ります。
☆暑い夏の7月からやってきた稽古の集大成の週です。
☆お誘いあわせの上ご来場をお待ちいたしております。
☆本日これまで。お休みベィビー!また明日。
スポンサーサイト