稽古2本

★写真は「音のないレモン」の稽古風景です。
★さて、本日は上石神井の稽古場で、バテーションで2つに仕切って「Stake Out」と「音のないレモン」の稽古を同時にやりました。
「Stake Out」は平石さんの演出、「音のないレモン」は小生の演出で2手にわかれて稽古をやりました。
★昨日は参宮橋で、稽古場の空間が変わると、せっかく何回も稽古した呼吸やメリハリという物が、又元に戻ったようになってしまうのは、いつも感じることで、本当に演出としては悔しい空間の移動です。
★やはり常にその空間によって醸し出される空気ややり取りが全く変わってしまうので、仕方のないこととはいえ稽古場の移動は消耗します。
★しかしそれで嘆いていても仕方ないので、改めて仕切り直しのような稽古になります。
★こうした空間が違うと芝居が元に戻ってしまうという事に関しては演じている役者の方はあまりわかっていないようなのです。
それだけ役に没頭しているといえばいいのか、客観性がないのかよく分かりません。
★ただ、めりはりや相手とのセリフの受け渡しが何回か稽古をしてかみ合っていい具合になってきたと思うのに、稽古場が変わると、ゼンマイが戻るように元に戻ってしまうのはどういうことなのでしょう。未だによく分かりません。
★これからの課題です。というより今までを含めて永遠の課題です。
★稽古終って、平石さんと有志で近くの新しい飲み屋へ。打ち合わせを含めて、色々話をしました。
★スタッフのコミュニケーションを含めて、ちょっとちぐはぐなところが沢山出てきて、やはり3本立ての芝居には様々な問題が山済みであると実感しています。
★やはりこうした形式では、舞台監督とは別に全体をコントロールしていくプロデューサーのような存在が必要なのかもしれません。
★本来がその役目である小生も、2本の演出にとらわれて、しかも自分の本ではないので、芝居として成立しない部分を全部直していくわけにもいかず、ちょっとイライラの頂点に達しているような気がします。
★ここが山場で、ここを何とか乗り切らないとと思ってはおります。
★本日これまで。お休みベィビー!また明日。
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