唯一の活字

★写真は、ほぼ夏空になった。青葉と空。
★ひたすら芝居の脚本を書いて、夕方事務所により,出来上がった分の脚本を刷って、稽古場へ持っていく。
★といっても、前半ほとんどの構成を入れ替えて、お客に分り易く編年体にしたので、全部刷りなおしになり大変な作業。
★先行して、制作補をやってもらっている家人に刷ってもらい。パートの仕事に行った後,入れ違いに事務所で更なる追加を印刷した。
★演出部の西山に来てもらい、稽古場へ運ぶ。
★それでもまだ本は出来上がらない。
★こうした、タイムスケジュールになると、活字中毒の小生としては、自身の癒しを含めて、往き帰りの電車の中の新聞を読むことだけが楽しみとなる。
★朝日新聞はたいてい、朝、就寝前に読むので、車中は往きはスポニチで主にほんの少ししか載っていないヤンキース松井の情報。(今年は昨年の膝の手術もあって大苦戦だが頑張っている)。
★帰りはこの国で唯一の出版社発行の日刊ゲンダイを読む。
、
★日刊ゲンダイは極端な反自民党新聞で、時々極めて、悲観的な展望の記事を妄想も含めて書くが
一番自民党寄りのフジテレビのニュースと対比して見ると大変面白い。
★だが、近頃帰りの電車は疲れ果て、日刊ゲンダイを読んでいてもすぐ眠くなり、爆睡の内に駅に着くことが多い。
★そんなこんなで、本日も爆睡の車内で、早稲田大学の女学生か、大声で品のない幼稚な話をしていた。
★そのうちの一人が小平で降りて、ホームで同じ大学生の男が待っていて。電車に残った女子大生が、「素敵な夜をどうぞ」等と手を振って別れている。
★どういうこっちゃと思う。黙って手を振ればいいではないか?
★なにも大声で、「今晩二人でいいエッチしてね」と寸分変わらぬ言葉を言う無神経。
★早稲田も落ちたものだ。言っちゃあ悪いが、俺なぞ20歳の頃にサルトルの「汚れた手」という3時間くらいの長さの芝居の演出をして、革命とは何かといういや、革命と俺の目指す芸術とは何か?
★「革命よりは薔薇」あるいは「薔薇よりも革命」という命題の只中で揺れていた。
★若い役者連中と芝居をやっているので、今の若い者はと言うばかりの大人は第一に信用しないが、若者よ少しは勉強しろ!
★教養を積むことにより、品格を磨くということを知らなすぎるぞ。
★車中酔っ払ってもいないのに「今夜いいセックスしなさいよ」は絶対ない!
★無いんだよ、ベイビー!
スポンサーサイト