コンクールの審査

★写真は水槽の上に置いたさくら草です。春を呼んでくれるような可憐さです。
★さて、本日は締切の近い某シナリオコンクールの審査をやり始めました。
★一度に20本とか30本のシナリオを読んでその中で順位をつけたり、選考したりするこの仕事は、一日少しずつ、例えば3本とか5本づつというわけにはいかないのです。
★なぜなら、あくまでも選考は絶対的に順位をつけるのですが、どうしてもコンクールによっては相対的に判断して選ばなければならないという事になります。
★という事は、1日3本とかで10日かかって読むと、初めの頃読んだ作品と、10日目に読んだ作品との比較が出来なくなってしまうのです。
★つまり最初の頃読んでいいと思ったものが、途中を含めて、選考本数より多くなってしまったり、各作品の比較対象が出来にくくなるからです。
★したがって、読んで判断して選別して評価して講評を書くためには、1日か2日せいぜい3日間ぐらいで集中してやらないと出来ないという事です。
★それらしても、締切より早めに2日間連続してやってしまえばよいのにと、横で仕事ぶりを見ている家人などはイライラしている様なのですが、そこはそれ、例によって締切ギリギリにならないと仕上がらないという変な慣習の中で永年仕事をやつてきた関係上、どうしても締切ギリギリになってしまいます。
★と言ったわけで、締切が近くなり、やっと読み始めたわけであります。シナリオや本とか活字を読むことには何の苦痛もなく、むしろ活字中毒で、何か読んでいなければ不安になってしまうぐらいなのですが・・・・
★それも好きな書物とか興味のある記事とかであって、本当に文章になっていなかったり、少しはシナリオの勉強をしたのか?等の稚拙な文章を読まなければならないのは本当に苦痛です。
★それでも仕事だという事と、この中に将来の逸材が眠っているかもしれないと思うと、こちらも必死になって読み、少しでも的確な評価をして、次の審査員へ渡したいと思うのです。
★したがってこの仕事は大変な神経と労力を使います。でも仕事なので、一生懸命やります。
★本当は落選した人にこそ、どうして、何が駄目だったのかという事を知らせた方が親切でいいと思うので、そうした運動をしているのですが、中々改善されません。
★どのコンクールも最終審査まで行くと、講評とか選評がわかるのですが、その前の段階でただ落されるだけでは、自分の何処が駄目だったか等、一切明かされないというシステムにはいまだに疑問があります。
★たとえ、郵送代に変わる物として、切手千円分でも応募の時に余計に送れば、きちっとした講評をつけて戻してあげるとかの方法がいいと思うのですが、提案してもそういう方向へは動きません。
★本当に新人を育てる気はあるのかと思ってしまいますが、現状のまま、審査員をやっていかなければならないのは、本当に残念です。
★大体人が人の作品を審査するという事自体傲慢な事ですが、それを言ったら何も出来なくなるので、それでも使命をもちつつ今日も審査をしています。
★雪は北国も勿論大変ですが、慣れない地方の雪が心配です。皆様どうぞ万全のご注意を!
★本日これまで。お休みベィビー!また明日。
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