凄いとしか言いようがなくて

四ツ谷2016

★写真は先日四ツ谷へ行った時の写真です。

★さて、本日は縁あってシアターコクーンで「元禄港歌」―千年の恋の森ー秋元松代作・蜷川幸雄演出の舞台をかなりいい席で見ることが出来ました。

★市川猿之助・宮沢りえ・新橋耐子等の出演で、それぞれの役者が素晴らしい演技を展開した舞台でした。

★秋元さんとしては、日本古来の土着とそこからはじかれた流離いの瞽女や乞食僧の群れ、更には動物婚の昔話を絡めた切ない恋と親子の物語で、晩年の作としては傑出した作品と思えました。

★随分前に同じ作者で蜷川さんの演出で、近松心中物語を見た時の事を思い出しました。この時は平幹二朗・太地喜和子の二人が出ていて、太地さんの圧倒的な女に悩殺されましたが、今回の宮沢りえも繊細な中に女の悲しみと美しさが横溢していて素晴らしい演技でした。

★やはりすごいのは新橋耐子さんで、この方の芝居の右に出る者はいないだろうというくらいの旨さでした。

★新橋さんは随分昔、拙作の「七草なずな」に出演なさったおり、リハーサルで本の解釈に関して、少し行き違いがあり、小生と言い争ったのですが、次の日のセリフ取りで、北村和夫・殿山泰司等そうそうたる役者の中で、独り占めと言っていいくらい、素晴らしい演技をされていたのを思い出しました。

★それから幾星霜。おそらく同年代でこの方と勝負できる女優さんは居ないと思うくらい、凄さの増す存在感です。

★猿之助さんは先代の猿之助さんとの舞台を見て以来からですが、大きく成長されて存在感を増したように思われました。

★横道にそれますが、29歳の頃木村光一さんの演出で太地喜和子さんはオズボーンの「怒りを込めて振り返れ」を山口崇さんと演じられ其の公演で、小道具の暗転での差し替え等をスタッフとして参加させていただいたことが忘れられません。

★袖で出演前震えながら待機していて、舞台へ出ると別人のような繊細かつ華麗な芝居をしていました。しかも、初日から日を重ねるごとに芝居がどんどん進化していったのを忘れる事が出来ません。

★そんな太地さんに迫るとも劣らない宮沢りえさんは、どこで舞台の芝居を憶え、ここまできたのか不思議にしか思えません。

★やはり、潜在的な才能と、過酷なまでの努力の賜物だと思います。

★いささか、興奮して、芝居を一観客として見られたようで幸せでした。

★昔に比べて蜷川演出もけれん味がかなり薄くなり、役者を見せていくようになったようにも感じました。それは良いことのように思いました。あまり演出が際立つ舞台もどうかと思うからです。

★終わって、たまたまご一緒した音楽家と脚本家の方と4人でお茶を飲みしばし興奮冷めやらぬ話をしました。

★久々に熱狂した一日でした。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。これまで。


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genre : 日記

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G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)はラジオドラマ80本書き、映画、テレビのシナリオを手掛ける。
また劇団ギルドの代表でもあり、劇団の運営、限りない創造に賭けており、また放送作家協会の理事でもある。
他にシナリオの書き方講師等もしている。

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