書斎の窓から

★写真は吾が書斎から見える窓の外。
★なぜ、こんな写真を載せたのか?
★先日の劇作家協会のシンポジュームで永井 愛さんが、仕事場には窓があるべきだと言っていた。
★小生は仕事場いいやあえて書斎と言いなおそう。
★書斎には想像の窓さえあればよいと思う。
★それから、井上ひさし・別役実・坂手洋二の各氏が書斎という言い方は嫌だと言っていた。
あえて仕事場と言いかえたいと言っていた。
★シンポジュームに関してはいろいろ共感する部分も多かったが、これだけは納得行かなかった。
★なるほど、この方々は戯曲を書くことが仕事になっている。
★だが、多くの劇作家は戯曲の創造を仕事にすることはこの国では不可能である。
★仕事になるのは、ラジオドラマだったり、TVドラマや、各種講師業だったりするわけで、ならば、芝居の戯曲を第一義にしたい部屋は仕事部屋ではなく、書斎なのである。
★もしも、書斎という言い方が金持ちの嫌味な所有物に思えて、謙遜したなら、これは逆効果といえよう。
★井上氏は自分が劇作家と思う者は誰でも劇作家協会に入れると言ったが、であれば、何本書いても商売にならず、どんな名作を書いても中々活字にならない劇作家の事も少しは考えるべきである。
★いや、弁解ではなしに井上ひさしさんはすばらしい方なのですよ。
★わたしがラジオドラマしか書けていなくて、本来やりたい芝居が出来なかった頃「高谷さん、作家にはそれぞれ与えられた時というものがあるんてす。その中で精いっぱいやっていればやがて開けてくるときがあります」となぐさめてくれたり。
★わたしがラジオドラマで芸術祭の大賞を取り報告したら、「それはよかったですね。賞というものは中々とれるもんじゃないんですよ」と言って、お祝いにわざわざ金ペンの万年筆を送っていただいたりして、作品はもとより、人格的にも大変尊敬している方なのだ。
★ですが、そんなことがほんの少しひっかかったので、吾が家の書斎からの窓の外を撮った。
★張ってある金網は11階なので、アビが飛び出さないようにとりつけた。(まさかそこまでアビは馬鹿ではないと思うが)
★ずっと左の方へ目を向けていくと、富士山が見えるはずである。ただこの角度では見えない。
★というとりとめもない事で、本日は劇作に終始した。
★町へは、新聞を買いに行っただけだベイビー!
★そのため2kgも肥ってしまった。
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