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私と演劇61 1990年ラジオドラマ

矢車草

★写真は矢車草です。

★私と演劇 1990年 ラジオドラマ

★この夏8月20日~24日まで、ダミーヘッドによるラジオドラマ『恐怖の館』シリーズの5本を脚色し、1本をオリジナルで書いた。

★ダミーヘッドというのは、人間の頭部を模したマイクで収録し、それをヘッドホンで聞くと、時に左右の耳だけではなく、音が頭の後頭部の奥から聞こえてきたりする仕掛けで、スリラー物やサスペンスドラマにはもってこいのシステムであります。

★『恐怖の館』は半村 良原作の「蛞蝓(ナメクジ)」が8月20日放送・山村正夫原作の「武者人形」21日・村田 基原作の「山の家」22日・手塚治虫原作「鉄の旋律」23日・そしてこれは私の祖母から聞いた中国の怖い話(祖母は長いこと中国の武漢の近くに祖父と暮らしていた)でオリジナルの「山姥(ヤマンバ)」24日の5本を書いた。

★ホラーやこうした恐怖ミステリーは個人的にはあまり好きではないが、この仕事は本当に面白かった。それぞれに革新的な技術と工夫があり、脚本もそれに負けないように工夫を強いられたからだと思う。

★書いたのは多分5月~6月ごろと思われる。またこれらの5作品はカセットになって、NHK出版から売り出されて書店に置かれたが、あまり売れなかったようだ。

★ここでは円の三谷昇さんや青年座の今井和子さんが大変いい味を出していたし、後にテレビでも活躍する同じく円の、金田 明夫さんが頑張っていた。

★その年10月28日(土)にFMシアターで佐藤 健志作・「チングー・韓国の友人」という作品をシリーズ日本の現代小説という枠の中で脚色させてもらった。

★これは江澤さん演出の2回目の作品でもあり今は亡き金 久美子さんと、金田賢一さんが主演した作品で、韓国人の友との友情や祖語を描いた作品で、日韓の亀裂を見るにつけ、今も鮮烈な印象が残っている。

★1990年のラジオドラマはそんなところである。今回はここまで。

★本日これまで。おやすみベィビー!また明日。
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genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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