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パンドラの匣No5

府中街道のつつじ

★写真は府中街道に咲くつつじです。今が見ごろであります。

★さて、本日は夜、銀座の「みゆき館」へパンドラの匣第5回公演、ふたくち つよし作・佐藤雅子演出の「霞晴れたら」を観に行きました。

★佐藤一也さんが率いるこの劇団も早くも大5回目の公演で、相変わらず素晴らしい舞台を創っていました。

★ある病院の女子病室を舞台に、それぞれの親子や夫婦の愛憎がうまく書かれていて、これを演ずる役者の一人一人が実にバランスよく、しかもそれぞれ別個の演技個性を持っていて、うまくアンサンブルが機能していました。

★こういう芝居を書けたらとか、上演できたらと時に思うのですが、やはりさりげない人生の断片をうまく一場の空間の中でまとめていくという事が中々できずに、小生はここまで来たように思えてしまうのです。

★そういう意味では願望はあっても対極にある芝居なので、こういう芝居を見せられると参ってしまいます。

★えてして、こういう芝居はあまりうまくない役者さんとか、未熟な役者さんが出ていると、そうした隙間が先に目についてしまい、芝居に集中できないものです。

★しかしこの芝居はそれぞれの役者の方が過不足なくそれぞれの持ち場を維持していて、テンポもアンサンブルもうまい演出によって統一されていて、集中して観れるのです。

★その所為か、一番かなめの処では、本当に感動して涙をこぼしてしまいました。

★こういう大人の芝居がきちんとした評価を受けられることを望むのと、若い演劇人はこういう芝居を観て自分たちと何が違うかを学び取ってほしいと思います。

★終わって、居酒屋で皆さんと飲み会。古い付き合いの照明の明日(みょうが)さんとも酌み交わし、西武新宿線で同道して帰ってきました。

★こちらの芝居は銀座みゆき館で5月16日土曜日までやっています。興味のある方は是非観に行ってください。

★お問い合わせは「パンドラの匣」090-4936-5612 wq9s19kh3km3x3cm1amyage@yahoo.co.jpです。

★本日これまで。おやすみベィビー!また明日。
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genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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