私と演劇35

★「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の舞台写真です。 撮影 向 操
★さて、ブログを1日飛ばしてしまいましたが、なんとか風邪も乗り切ったようです。多少気力が出てきました。
★本日は劇団のミーティング。事務所の下の集会所で2時間ほど月の公演についてやりました。
★私と演劇 「35 八騎人の自然溶解迄」
★さて、未だ下北沢が、演劇の街として機能していなかった頃鈴なりで四劇団合同公演という催しをやりました。鳥獣戯画他の3劇団と競演という感じで公演をやりました。
★それが「命短し恋せよ乙女」という大正時代を背景とした松井須磨子・伊藤野枝・大杉 栄・辻 潤等が出てくる芝居で、これは後にギルドでも2回再演することになる芝居です。
★この芝居は松井須磨子と伊藤野枝がパラレルになって、芝居を編んでいくような構造で、静岡での旅公演もやった作品です。
★記憶をたどるとこの芝居の前に鈴なりでは「ふりむくな次郎長」という芝居を先にやったような気がします。
こちらは、次郎長の活躍と、その浪曲の物語を生み出した広沢 虎造を平行して描く作品で、明治という激しく変わっていく時勢の中で次第に己を見失う、次郎長の姿も描いていました。この作品もギルドで再演をやりました。
★この「ふりむくな次郎長」は後に本多劇場のオーナーとなって、下北沢を演劇の街にしていく本多さんも客席で見ていただきました。多分そのことがつながって、4劇団競演の「命短し、恋せよ乙女」になっていったのだと思います。
★そして、この公演を境にして、八騎人はエネルギーを失うのと、小生がラジオドラマやテレビの「中学生日記」を書くことに忙しくなって、特に解散宣言もなく、長い休眠・溶解の時期に入っていったような気がします。
★ただ、今思うと、それ以外にも代官山シアターで「夜よ黄金海道の」とか下北沢の駅前劇場での公演もあったので、今一つはっきりしません。八騎人の上演年表を探し出してからそのあたりを改めて載せます。
★ともかく、「命短し、恋せよ乙女」の公演から八騎人は休眠・溶解していったのは間違いないと思います。
★と同時に小生個人としては忙しいマスメディアとの日々が続いて行くのですが、そのあたりの事は又次回で。
★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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