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ラジオドラマ大賞贈賞式

「蛍稽古D

★写真は「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の稽古風景です。

★さて、本日は午後15時より、市ヶ谷で日本放送作家協会の理事会。1時間半時間が開いて、18時30分より第43回ラジオドラマ大賞の贈賞式がありました。

★今回は大賞がなく、佳作3作という結果になりました。その内佳作第一作の山田文恵さんの「シュガー・ソネット」だけは、後日NHKで制作され放送されるという事です。

★終わって、近くのイタリアンレストラン 「葡萄の木」という処で、お祝いの会をやりました。

★佳作の人やファイナリストの希望に満ちた表情を見ていると、こういうコンクールを通ってラジオドラマを始めたのではないので、殊更何ともうらやましくもあり、また厳しい作家の道をなんとかきわめて行ってほしいと願う次第です。

★もうずいぶん前からの事でありますが、比較的最後まで残ってくる人は女性が多く、男性作家に頑張れと言いたい感覚であります。

★いずれにしろこの季節、何につけても、新しい門出を迎えた人たちといろいろ話したり、話を聞かれたりすることは楽しいことです。

★ラジオに限らず、脚本を書くという事は、その基礎のルールを学ぶという事より、その人の抱えている内側の物(例えて言うとどんな生き方をしているか?してきたか?)が問われるので、シナリオ教育というものは、ある面人間教育になってしまうので、教える方も、教えられる方も厄介な事だと思ってしまいます。

★ただここで言う基礎のルールというもの(ドラマトゥルギーのネソッド)が、先生よってまちまちだったりすることが問題で、それ以上に何をドラマとして良しとするかという事は、各々の先生の有るべき、良いドラマという事の規範乃至はヴィジョンがそれぞれ違い過ぎるので、大変問題だと思うのです。

★スポーツ等と違い、こうした芸術あるいは娯楽作品というものは、それぞれの価値観が違い過ぎて、票が割れたりして、今回のように大賞なし、佳作3篇という事態になる遠因も孕んでいて、厄介なのだと思います。

★まあ、たくさんのシナリオ教室がある事はいいことなのですが、その辺のある種統一感についても考えていかねばならないと思うのです。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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theme : 伝えたいこと
genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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