テルミン演奏会

「蛍稽古B

★写真は「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の稽古風景です。

★さて、本日は私と演劇は休みます。

★夜阿佐ヶ谷ヴィオロンという喫茶室で「蛍よ~」で映像スタッフでお世話になった松田充博さんのテルミンの演奏会があり、出かけました。

★受け売りですが、テルミンは1919年にロシアのテルミン博士によって発明された、世界最古の電子楽器です。

★2つのアンテナの間の何もない空間を指で弾くというかはじくようにすると、不思議な音が聞こえてきます。

★「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の出演者の同窓会のように酒井さん澤登さん牧瀬さん土田さん八尋君我演奏会を聴きに来て、大変楽しい時間を共有しました。

★テルミンは聞いた者にしかわからないというか説明しにくい楽器で、普通はバイオリンとか弦の、それもクラシックの音楽の曲を弾く方が多いそうなのですが、松田さんは中国のニコの様な感じで独特の世界を弾きます。

★言葉にすると、大地と空の間を駆け抜ける風の中からセンチメンタルなノスタルジーな旋律が心の琴線に食い込んでくるような世界です。

★やっぱり言葉にすると陳腐になってしまいます。でも決してコンクリートや文明的な建物の間を渡る旋律ではないような気がします。

★松田さんは体調が必ずしも良くないと言っていましたが、実に素敵な演奏会でした。

★演奏がおわり、用事の為早めに帰った牧瀬さんを除き、久々の「蛍よ~」のメンバーと松田さんを囲んで阿佐ヶ谷の居酒屋で飲みました。

★楽しいおしゃべりの時間が過ぎていきました。芝居はこうした、始まるまでは知らない人達が一芝居終ると、ずいぶん昔からの知己や友達のようになり、語れたりすることの出来る稀有な出会いの場でもあります。

★そしてまた、30日とか40日稽古をやり、セットを造って、スタッフの様々な仕事をして、我々の場合は5回程の本番をやると、それが終わった時には何もなかったように、嘘のようにがらんとした劇場の何もない空間が現れ、それを見ると、本当にここで芝居をやったのかという気持ちになる瞬間が何とも言えないと松田さんは言っていました。

★そのはかなさ、危うさの為に何かを必死に準備し、悩み、積み重ねてきたのかと思うと、ほんとうに現実とは思えない現実に突き当たります。

★そして作・演出と主催者は会場を決める処から始まって、最後の清算までの長い時間は本当にしんどいのだけれど、
後になると一番目に見えない得をしたような気分になるのです。いや徳をもらえると言った方がいいでしょうか。

★苦しい部分を超えた何かが帰って来るので、(それも毎回違った形で)芝居は止められないのかもしれません。

★そんなことを殊更強く感じた夜でした。

★本日これまで。おやすみベイビー!また明日。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)はラジオドラマ80本書き、映画、テレビのシナリオを手掛ける。
また劇団ギルドの代表でもあり、劇団の運営、限りない創造に賭けており、また放送作家協会の理事でもある。
他にシナリオの書き方講師等もしている。

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