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私と演劇25

蛍稽古26

★写真は「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の稽古風景です。

★私と演劇「25 八騎人(はっきじん)結成」

★1年4公演の舞台経験を経て、我々は養成所を卒業しました。8人のメンバーで八騎人を結成したのですが、新しい公演の稽古を始める前に女の子2人が止めて行きました。6人で何をやるかという事になり、当時見た映画出ジェーンフォンダの主演した「一人ぼっちの青春」という映画を元に芝居を造ろうと私が提案しました。

★8月公演に向けて、私とM君がシナリオから芝居に脚色することになりましたんが、M君が途中で脱落し何とか私が公演台本を書き、演出をすることになりました。

★これには元々小説の原作があり、ホレス・マッコイという作家の「彼らは廃馬を撃つ」という小説が原作でした。

★1920年代アメリカの各地で実際に有ったマラソンダンスを題材にした作品でした。後に作家となる常盤新平さんが訳されていて、角川書店を通して、常盤さんに会い許可をいただきました。原作とシナリオとを混ぜ、そこに暗黒舞踏系統の踊りも入れて、不思議な舞台になりました。

★当時高校の小さな体育館のような、荻窪の観音寺ホールという処で、舞台にお客を乗せ、下のフロワー男女がでペアーを組み踊りながら芝居が゛進んで行くという変わった舞台でした。

★一生懸命人も集めて、18人程の出演者でやりました。主役の女子が下りたり大変な事はたくさんありましたが、なんとか乗り切れた公演でした。

★何よりもエネルギーとガツツだけはありました。真夏川崎の京浜協同劇団の稽古場まで通い、冷房のない中、上半身裸で演出したのも今では懐かしい思い出です。

★公演が終り、1か月ほどして、何のコネもなかったのですが、雑誌「新劇」の大島勉さん「テアトロ」の小松幹夫さんから劇評で絶賛されるという幸運の船出が八騎人は出来たのです。

★そういう事がなかったら、多分2,3回でこの集団はバラバラになり解散していたと思います。ラッキーでした。

★1973年のことでした。続きは次回。

★本日は北村と新しく入った長谷川が事務所兼自宅に来て、今年の公演場所を午後3時頃から11時過ぎまで探しました。

★本日これまで。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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