私と演劇24

蛍稽古25

★しゃしんは「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の稽古風景です。

★私と演劇「25養成所時代2」

★さて、五月舎の養成所でダンスと声楽のレッスンと並行して、宮本 研作の「美しきものの伝説」の稽古とアリストファーネスの「女の平和」の稽古に入りました。

★ダンスの稽古は正直大変でした。ついて行けません。一列に稽古場をふりをしながら通り抜ける時はコマ劇場のダンサーだったK君の後に、ぴったりとついて真似をしたのですが、うまくいきません。

★当時は今と違って、男も黒いぴったりと足に着くタイツを履いて踊っていました。20代ももう30になろうという硬い躯、しかもマラソン以外ほとんど躯を動かしたことのない躯が動くわけがありません。

★一度ダンスの稽古を覗きに来た五月舎の主宰者の本多さんが、小生ともう一人の鈍いT君の二人に、「もっと初級のクラスから習いなさい」と言われたのですが、担当のz先生が美人だったこともあって、僕らは頑として聞き入れず、その教室で黙々と踊りともいえぬふりをつづけたのでした。

★尾行は台本にない1シーンを勝手に付け加え、野枝が大杉に会いに行くところで、舞台奥に登場してキセルでたばこを吸ったりしましたが、演出の木村さんは出番が少ないのを気の毒に思ったのか何とも言いませんでした。

★又この芝居の中には劇中劇で浅草に大杉栄や伊藤野枝辻 潤が芝居を観に行くシーンがあって、そのシーンの台本を造り演出しました。

★近松の曽根崎心中やシェークスピア劇等を同時進行でまぜこぜにして、おまけに会場から当時はやっていたハプニング劇のように私が舞台へ飛び乗っていくという仕掛けでしたが、事情が分からない大杉役のF君に本意気の力で袖まで押し飛ばされました。

★ただ、作者の宮本研さんがこの公演を見に来て、今までの中で劇中劇が一番面白かったと言っておられたと聞き、溜飲が下がりました。

★冬の公演は別役実さんの「赤い鳥のいる風景」を早川演出で雑貨屋の親父をやり、好評でした。

★早野さんは、リズムをとってほとんど動きを振付けるタイプの演出家でしたが、比較的男の俳優には自由にやらせていただきました。本来頭に撒くはずのタオルを私は当時はやっていた全学連のように口を覆うようにして後ろで縛ったら、「面白い」といって採用してくれました。

★一方木村組は「ロミオとジュリエット」でロミオの親友ベンボーリオの役をやりました。階段を軽々と2段も飛び越したのを見て、家人はびっくりしたと言いましたが、その程度は舞台で出来たのです。何せ30歳ですから・・・・

★こうして卒業公演は終わり、1年の養成所生活は終りました。終わったからと言って何かその先に有るわけではなかったので、在学中にオルグしておいた8人で劇団を造ることとしました。

★映画監督の黒沢明たちが四騎の会という集団を作ったのにあやかって八騎人(はっきじん)と名乗って劇団を造りました。

★その八騎人の話は次回。

★本日は下北沢711に、はせきょう作の「奇妙な果実」という芝居を観に行きました。「蛍よ~」にも出ていた仲田正道君が出ていました。

★昭和16年の銀座のとあるバーを舞台にした芝居でなかなかよくできたいい芝居でした。照明と音響をこれも「蛍よ~」で映像を担当していただいた松田さんがやっていました。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)はラジオドラマ80本書き、映画、テレビのシナリオを手掛ける。
また劇団ギルドの代表でもあり、劇団の運営、限りない創造に賭けており、また放送作家協会の理事でもある。
他にシナリオの書き方講師等もしている。

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