私と演劇12

蛍演出光景7

★写真は「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」の演出中の風景です。

★私と演劇「12 鈴木忠志・別役実との出会い」

★さて、「マリアの首」の演出は好評の裡に終ったのですが、どの組織にもいる穏健派がごく一部の劇団こだまに革命をという我々急進派を蹴落とすような雰囲気になりました。

★「マリアの首」の合評会の後、私はいったん「劇団こだま」を離れました。

★その頃「こだま」の先輩で後に東宝系映画のATGの社長になる佐々木史朗(その頃の名は正路)さんに相談し、学生劇団の自由舞台を卒業した面々で造った、新劇団自由舞台に役者として入れてもらいました。

★これは後の早稲田小劇場になる劇団です。

★まだ別役実さんの処女作「象」が世に出る前のことです。

★鈴木忠志は「象」とテネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」を大隈講堂で上演し、その秋に新宿の厚生年金小ホールでサルトルの「蠅」を上演したりしていました。

★演出方法はスタニスラフスキーの方法にのっとり、どちらかというと群衆を使ったスペクタル劇の演出が得意のようにも思えました。

★後の白石 加代子さんの演技の礎となる亡くなった小野 碩さんや後に四季で一世を風靡し、これも亡くなった池田 鴻さん等を含め8名程が居ました。その中で最年少の異例の現役大学生として新劇団自由舞台に所属したのでした。

★最初の舞台は「欲望という名の電車」のパブロ・ゴンザレスという役だったと思います。それとも大隈講堂での「象」の男2の役だったかもしれません。その当時の記憶があいまいです。

★「象」は俳優座劇場でも1週間ほど上演し、それが前なのか、後なのかがわかりません。

★俳優座の方は参加していなかったので、そっちが先の可能性が高いと思います。

★「欲望という名の電車」ではスタンレー役をやった小野さんの演技に圧倒されました。小生の短い役者期間でしたが、その間、あれほどの剛速球を相手役に投げかけてくる役者は小野さんのみでした。

★何かセリフを交わす。相手から返ってくるセリフがこちらで受け止められず、まるでセリフを交わせないような迫力でした。私が何とか言い返すのですが、相手に投げかけるセリフになっていないのを感じるばかりでした。

★その年の秋京都の八坂会館で「象」の再演という事になり、役者が足りなくて、私の相手役の男1を演出く鈴木忠志がやることになるのですが、ここで私は大失敗をしでかすのです。

★その話はまた明日。

★おやすみベィビー!また明日。
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G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)はラジオドラマ80本書き、映画、テレビのシナリオを手掛ける。
また劇団ギルドの代表でもあり、劇団の運営、限りない創造に賭けており、また放送作家協会の理事でもある。
他にシナリオの書き方講師等もしている。

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