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私と演劇4

蛍写真6小
★写真は「蛍よ…妖しの海を翔べ」の稽古風景

★わたしと演劇
「その4フィクションの海ヘ」

★高校の演劇部ヘ入った小生だったが、部員は一人。三好十郎を一生懸命読んだけれども、さっぱり演劇と言うもののイメージの実態が掴めなかった。

★そのうち二人三人と部員はふえたものの、当時は360人中、女子生徒は12、3人。

★しかも成績の良い、受験志向の娘ばかり、演劇部等見向きもされない。

★結局男ばかりで、コットマンの「海の底の6人」という芝居を6人の出演者で、秋の文化祭にやることになった。

★演出はS先輩。小生の役は夢見る男ショーと言う役で、海の底に沈んだ潜水艦の中でただ一人犠牲になり、魚雷を抱いて海の上に助けを呼ぶという、主役ではないが、一番の儲け役だった、。

★相変わらず、おばあちゃんを入れて八人家族。父の仕事は安定せず、母とおばあちゃんと父の言い争いは絶えず、
晩御飯は塩むすびに沢庵か、一日おきの素うどんのような有り様。

★高校で放課後芝居の世界に浸っている時だけが唯一生きている気がした。

★その為、私はいまだに家庭を描いた芝居は嫌いだ。

★家庭とは忘れるべきもの。
フィクションは華麗で、嘘っぽければ、嘘っぽい程その海を長く泳いでいられるからだ。

★本日これまで。お休みべィビー!また明日。


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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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