私と演劇 3

★写真は「蛍よ…妖しの海を翔べ…」の稽古風景です。
★「3 メーキャップに騙されて」
★ラッキーな事に、本来中卒で、就職しなければならないような貧困家庭だったが、ほんの少し父の仕事がよくなり、家庭教師のバイトをしながら、高校ヘ行けるようになった。
★しかも運よく、静岡高校という、県屈指の受験校だった。
★だが、グラブ活動のオリエンテーションの時、演劇部のS先輩が、「演劇にはメーキャップというものが有ります。これを施すとどんなブ男でも2枚目になれます」と不思議な事を言った。
★容姿にコンプレックスのあった小生はこの話に飛びついて、演劇部の 部室を訪れた。
★部室は文芸部との共同部屋で、その時S先輩1人しか居なくて、いきなり3冊の本を渡され「これ、読んどけ」と言われた。
★三好十郎の戯曲集だった。
★「あのう…メーキャップは?」等と聞けるわけもない。
★こうして小説さえろくに読んだ事のない小生の悪戦苦闘が始まった。
★本日これまで、お休みべィビー!また明日。
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