懐かしい大隈講堂

★写真は早稲田の大隈講堂です。ここが小生の芝居の原点です。
★さて、昨日早稲田の演劇科の同級生のMから突然の電話があり、「明日のホームカミングデイ、お前どぉすんの?」との事。「なんだよそれ?」と私。「手紙来なかった?」「手紙?」で訳が分かりません。
★よくよく聞くと早稲田の卒業生による稲門会のイベントデイーとの事であります。
★中退した小生の処に案内状が来るはずもないのですが、演劇科の同期はそんな私をいつも誘ってくれます。
★本日はあまり集まりが悪いのだけれど、気仙沼からSさんがわざわざ上京するから是非出て来いと、いつものようにMは強引です。
★でもその強引さが嬉しくなって出かけて行きました。
★大隈講堂の前でMと待ち合わせ、やがてSさんがやってきました。
★あの震災ではもしやなくなったのではと心配していたので、本当に無事で再会できて幸せな事です。
★それに何やらロマンスの有るらしく、相手の男の方にも会うことが出来ました。同級生の幼馴染とかで、70過ぎてのおめでたは大変うれしい限りでした。
★また、たまたまやってきていたSさんのお知りあいの花柳流の踊りの六代目の若い方にも会うことが出来ました。
★お茶をしていた喫茶店でその若い6代目からタブレットでちょっと見せていただいたのですが、昨年上野の文化会館でやった、総勢50人を超える日本舞踊の群舞のボレロは圧巻でした。
★こうした伝統芸が新しいものをどんどん取り入れた試みをしていくと、基本の無い我々の演劇はひとたまりもなく弾き飛ばされてしまうなぁーと危機感を感じました。
★小さな画像から見る踊りのスペクタクルと躍動感そして統一感は、本物を見れば更に圧倒的だろうと推測できました。
★Sさんたちと別れて、戸塚からMと高田の場へ歩きました。
★異様なほど古本屋がなくなっていて、普通の街になってしまったようなのがショックでした。
★学生がいくら本を読まないと言ってもこのありさまはちょっと悲惨でした。
★駅の傍の昔からある蕎麦屋で小生ビール、Mは酒を酌み交わし、小生は鴨せいろをたべて、いろいろ語りました。
★彼はTBSアーカイブスの仕事をしていて、来年3月でその仕事も引退との事でした。
★まあ、お互い色々な事がありここまでたどり着いたわけで、感無量であります。
★小一時間語って、これからの更なる健闘を約して高田の馬場の駅で別れました。
★地元に帰り着いて、なかなか暇がないし、まだ早かったので行きつけの床屋へ。
★例によって、1と月分くらい溜まった床屋談義をしながら、髪を切ってもらい、さっぱりしました。
★原稿の締切が迫っているので、色々と例によって心落ち着かずではあります。
★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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