1964年のオリンピック

★写真は西武新宿線です。
★さて、近頃2020年のオリンピックの東京開催と関係があるのか、1964年のオリンピック東京大会の事がTVのドラマやドキュメンタリーで色々と取り上げられている。
★当時小生は21歳。普通であれば夢も希望もある頃だろうが、まったく自身にとっては逆の思い出しかない。
★21歳早稲田の学生で芝居を学生劇団でやっていたのだけれど、ほとんど初めての恋愛でその年の6月の末か7月初めに最悪の事件があり。
★きちっと別れればよかったものを、うやむやにしてほとんどノイローゼ状態の時オリンピックが始まった。
★若気の至りと言えばそれまでだか、眠れない日々が続き、ほとんどノイローゼ状態で、何も出来ずテレビの前でぼんやりとオリンピックを見ていたのを今でも思い出す。
★一番信頼している女の人の裏切り。小生が主演に抜擢した後輩の裏切り。そうした人生で思いもかけぬ初めての体験が災難のように一度に降りかかり、小生はノイローゼに陥った。
★勿論小生にも若いが故の甘さや想像力の無さ、わがまま勝手な無謀さ、と今思えば至らぬ点は多々あったのだけれど、その当時は自分を一方的な被害者にしか思えなかった。
★死んでしまおうかと思っていた中でのオリンピックである。しかたもなく気を紛らわすために見るともなくテレビを見ていたのだが、そんな見方ではどんな競技も面白いはずはない。
★以来4年に一度オリンピックが来るたびにその時の重度の自身のノイローゼ状態をどうしても思い出し、オリンピックに良い感じはどうしても持てない。
★世にいうトラウマがこれまでに約12回程来たことになる。
★したがって、東京に2020年オリンピック開催が決まって、日本で一番暗い気持ちになったのは小生に違いないと今でも思っている。
★皆が喜ぶことがどうしても喜べない。世の中にはそういう人は多々いると思う。例えば祭日が来るたびに辛い思いをしている者もいるかもしれない。
★夏のお盆とか正月が来るたびに苦しんでいた不倫の女が居たことも知っている。
★勿論不倫は己の選んだことなので、仕方がないが、妻子持ちの者は盆と正月だけは故郷に帰ったり、家庭の行事に付き合わざるを得ず゛、愛人は会えない確率が高いのである。
★そのため、全国の愛人は(この場合女の人が多いが)盆と正月は嫌いなはずである。
★このように明らかに楽しいだろうと思われることの裏側に、少数ではあるが、苦々しくそれらの日程をやり過ごしている者もいるのである。
★よく言う話だが、我々の世代や下の世代は学生運動華やかなりしころの世代である。
★するとそのほとんどの世代の人(この場合は男が多い)が「俺も若いころはヘルメット被って、角材もってデモに行って機動隊と体当たりしたよ」等と自慢げに話している。
★それらのほとんどは嘘である。その当時学生運動をしてデモに行っていた者は全学生の0.0何%でしかない。
★そんなにほとんどの日本の学生がデモに行っていれば日本はとっくに革命が起きている。
★話がとりとめもなくなった。
★いずれにしろ2020年まで生きている可能性は低いので、どうでもいいが、私はオリンピックは反対とか賛成ではなく、嫌いだ。それだけだ。
★アビは少し食べ、少し飲み少し元気になりつつありますが、完全に心配な状態を脱したわけではありません。
★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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