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観劇salty rock

東寺

★写真は京都東寺です。

★さて、本日は西荻窪のがざびぃという処で行われたsalty rockの公演 「浄罪、もしくは余りに強欲な寄生木」という芝居を観に行きました。

★ギルドに客演してくれた松本真菜実さんが出演していたのと、伊織夏生さん主催の劇団なので、見に出かけました。

★気候はまるでほとんど秋で、電車の中は冷房が切られていて、逆に暑いという矛盾であります。

★芝居はかなり観念的で詩的な言葉が行き交い、好みの別れる処ですが、小生この伊織夏生さんの才能は大変なものだと思っています。

★役者としても出ているのですが、今日はそちらが特に目立って素晴らしい出来でした。

★ただ言葉がとても難解だったり、詩的すぎて、比喩や暗喩などが役者の躯の中に落ち切っていないような人もいて、そんなところが若干気になりました。

★ただ、言葉遊びやたんなるお遊び的コメディーまがいの軽佻浮薄な芝居の多い中、死とか人間の引き裂かれた二重性等を真摯に追求した芝居で実に優れた芝居だと思いました。

★「吾が魂の八犬伝」に出演していたHさんが来ていて西荻窪までの道を一緒に帰りましたが、本日は用事があるとのことで駅で別れました。

★上石神井までバスで出て、西武線に乗ると、まるでSFのように、向かい側に座った人6人がスマホをいじっている有様。一人は眠りこけていましたが、なんとも異様な風景です。

★こういう時は小生意地でもスマホをいじったりしません。昔からと言うか、子供の頃からとにかく人と同じことをするのが嫌でたまらない性格のへそ曲がりなのです。

★そうやって生きてきたからこそ、芝居などを70を過ぎてもやり続けられるのかと思いました。

★最寄りの駅にたどり着くと八月最後の土曜日は、この町恒例の阿波踊りがあった後らしく、道路を台車で何か片付けているのが目に付きました。

★祭りの後のわびしさと言うより、祭りの後のザワメキが残っているような夜の町でした。

★昨日転んで腰を打ち、左から右に移った肩の痛みは増していくばかりです。

★躯の故障とか病気が日常そのものになっていく夏の終りはなんとも物悲しいものであります。

★自分だけは年を取らない。自分だけは死なない人類最後の人間だと思っていた、あの傲慢な若さはどこへいってしまったのでしょうか。

★本当に秋は目の前です。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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