出がけにバタバタして

★夏の空の雲です。
★さて、本日は夕方出かける前にバタバタと手順が悪く、人と会うのに20分ほど遅れてしまいました。
★何せ東京郊外昼の時間帯は10分に1本ぐらいのペースでしか電車が来ないので、ちょっと家からの出発が遅れると、下手をすると20分ほど遅れてしまうのです。
★特にコンクリートのマンションは雨の音が聞こえず、自転車で行けると思っていてたら雨がかなり降っていて、自転車での駅までの時間の短縮も出来ず大変焦りました。
★焦ったので、ウエストバック(夏は上着を手に持つので、ポケットに財布等は入れられないので小型のウエストパックをつねに使っています)にてっきり、スイカを入れ忘れたと思い込んでしまい、自宅の最寄り駅から高田の馬場までの切符を買うと片道300円。
★「えっ300円もするの?では往復600円?」驚いてしまいました。道理で、追加しても追加してもスイカがすぐなくなるわけです。
★切符で毎回買っていないと、片道150円か高くて200円ぐらいなのかと安めに思い込んでいるからです。
★そんなバタバタで、心から謝り、待たせてしまい高田馬場で会ったのは、次回の芝居に出演を依頼しているMさんでした。
★本来は踊りがメインの方ですが、小説を書いたり多彩な才能を持っていて、素晴らしい表現力をもった方で、舞台を見てこちらが一目ぼれをしてしまった方です。
★いろいろ話し、スケジュールの調整なども話し合って、2時間語りました。
★終わって習慣で本屋を覗いて、いろいろ見て、買いたい本もあったのですが、家に買って山済みになって、まだ読み終わっていない本の事を思い出し、結局買わずじまいで帰ってきました。
★夜TVのETV特集で白石加代子さんの百物語が終わるというドキメンタリーを見ました。
★白石さんとはギャラクシー賞の優秀賞を頂いた、「天主堂」という小生が書いたラジオドラマでご一緒に仕事をさせていただきましたが、素晴らしい役者さんです。
★ただこの方が誤解されているのは、恐怖女優とか狂気女優とか言われていて、何かのパターンに括りたい世間は、そうイメージしていて、このドキメンタリーもそうした狂気に近いエネルギーのある役者としての側面しかとらえていないのが不満でした。
★この方の本質は本当に優しい女の感情が溢れていて、それが役の表現により、強く見えたり、情感たっぷりに見えたりするのです。
★そういう優しさが基本になっているという捉え方がどうして出来ないのかと思ってしまいました。
★私がかつて書いた「天主堂」は清水紘治との2人芝居で、孤独な老婆の悲しみやその底にある優しさを見事に演じていただきました。
★そしてその演出の伊藤さんは、白石加代子さんの狂気とか情念の底に流れている優しく深い女の心の表現を見事に引き出していました。
★ですから、何事も一面的に決めつけて、狂気女優とか恐怖的な演技と言うのは間違えで、多分百物語も、恐ろしさではなく、人間の持つ無限の優しさや深さを伝えて、表現した舞台ではなかったのかと、見逃した舞台を悔やみながら思うのでした。
★そんなわけで、どんなわけか、今年もお盆も終わったようです。
★昨年のブログを読むと、やはり、9月の初めにかけて、夏風邪をひいていたのが分かりました。
★まったく懲りない駄目な人間であります。まだ治りません。
★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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