授賞式とそして・・・・・・

★写真は第37回創作ラジオドラマ大賞の授賞式。
★本日3月24日夕方、乃木坂のハートイン乃木坂で、上記写真の表彰式があった。
★小生は今年最終審査員を仰せつかったので、式典に喜んで参加した。
★今年は佳作3作、その内の1本が4月11日にNHKFMシアターで放送される。
★さて、せっかくのお祝いのコンクールなのだから、1本選んで放送したり、ドラマと言う雑誌に掲載するのであらば、何故佳作3本等といわずに、その1本を大賞にしないのだという意見をNという作家が言ったが、それが正しいとは思わなかった。
★なぜなら、今年はどんぐりの背比べで、はっきり言って例年よりレベルが低かった。そんな中、3本のどれも甲乙つけて、大賞にするには、足りないと言う事情があったのである。
★詳しくは、月刊誌「ドラマ」の5月号の選評座談会を読んでください。4月の18日に発売されるという事です。
★したがって、3本の中でどれが優秀というのではなく、とれか1本をオンエアーするのなら、製作するNHK側にこの3本の内からどれか1本を選んでほしいという事を、NHKのプロデューサーとディレクターに他の審査員が委ねたと言う事情があったのである。
★それ程3本は低レベルに拮抗していた。どれか1本を大賞という意見はほとんど出なかったのである。
★しかし、こういう賞の宿命として、該当作なしでは成り立たないので、仕方なくと言う事情があったのである。
★放送作家協会が主催の賞の授与式で、こういった内部批判のような事を言うNと言う作家も、典型的な公私が分っていない作家で、あきれる。
★こういう人がまま居て、ちょっと首をかしげるのである。
★おかしいと思ったら、内部でまず批判をして、事情を聞くべきなのである。
★そういった事情はともかくとして、若い人が、胸膨らせて、作家としてのスタートラインにつくという事は喜ばしいことである。
★本物の作家に成れるか成れないかは、訓練次第、運次第という事になる。
★2次会、3次会と飲み会があり、最後の3次会の途中、携帯電話を覗いたら、息を呑んだ。
★先日20日の日に見舞いに言ったばかりの友人が24日の未明に亡くなったという訃報のメールが、故人のご子息から来ていたのだった。
★まさか・・・・・・・・・たった4日前である。本人は「後一ヶ月しか生きられないんだ」と言っていたが、小生が見舞いに行った20日の日はとても元気で、まさか4日後に亡くなるなんて、思えるような様子じゃなかったのである。
★それなのに・・・・・・・・・
★もう一度見舞いに行こうかと逡巡していたぐらいなので、なんともいえない驚きと悲しみと人の命のはかなさを感じてしまった。
★なんともやりきれない。55歳の若さであった。くやしいなー。
★と言ったわけで、奇跡のように優勝できたWBCの野球も、授賞式も一気に俺にはかすんだように思えてしまった。
★そんな悲しみの一日だったのさベイビー!
★こうして、今俺の65歳最後の日が今日やって来た。
★明日26日で66歳に成るという事は、特に特別な感慨があるのだが、そのことは明日書く事とする。
★友よ安らかに眠ってくれ、君と喧嘩しながら造った何回かの芝居の事は決して忘れはしないから・・・・・・・・・合掌。
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