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紀伊国屋ホール

富士12

★写真はベランダから見た富士シリーズの12と言っても1月頃の写真です。

★本日夜、紀伊国屋ホールへオフィスワンダーランドの芝居を観に行った。

★さいふうめいこと竹内 一郎さんの作・演出で「OKINAWA1947」という芝居だった。

★竹内さんとしては、めずらしく骨太の社会派的エンタティメントの芝居で様々な群像を過不足無く描いていて、演出的には劇画的といおうか、映画的な演出でテンポ良い芝居であった。

★終わって、区役所通り清龍で飲む。

★竹内さんが九州の大学で演劇を教えていた時の女生徒が、数年経って女優や照明家やOLになっていて、芝居を観に来ていた。

★彼女達と語る。まだ芝居を始めて数年。彼女達は芝居と言う現実が夢に描いたとおりにはいかないが、まだこの世界に夢と希望を持っているようで、表情に疲れたようなものは無く、まだ輝いている。

★日本での芝居をとりまく情況の官僚主義や派閥性はたまた、文化そのものに対する無関心等のことを小生は語ったが、熱心に聴いていた。

★女優をしている二人は今時めずらしく、演劇集団昴と劇団仲間に所属している俳優さんで、「君達の劇団は老舗の和菓子屋のようなものだ」と小生が言ったが、はたして意味する所がわかったろうか?

★この国の演劇界やTV・映画界の事情はまさにコネクションでガチガチニ固められていて、実力主義のオーディションシステムとは程遠い。

★彼女達がベテランの女優になる頃には、本当の実力のあるものが、正統に評価される世の中にならなければならないと強く思う。

★劇作家にしてもそうだ。平石 耕一・丸尾聡・さいふうめいのような人々が正しく評価されるような演劇界が早く来なければ駄目だ。

★成井某とか平田某とかマキノ某とか松田某とか、たいしたことのない作家が、規定の事実のように評価されているこの国の演劇事情はおかしい。歪んでいる。

★そうなんだよべイビー!

★岸田戯曲賞を取った劇作家だけが優秀な作品を書いているわけでも、上演しているわけでもないのだ。

★小説において、芥川賞と直木賞を取った以外の作家の方が、断然面白い作品を書いているように・・・・・・・・・
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theme : 観劇
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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