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脚本家ニュースの編集

四谷の梅

★写真は先日四谷へ行った折の梅の花です。

★さて、本日は月に一度の六本木の日本脚本家連盟で脚本家ニュースの編集の日。

★約2時間程、例によって4月号の編集と割り付けです。

★編集委員にアニメの脚本家が多く、仕事が終わっての脚本家の現場からの色々な話。

★小生の頃はそんなことはなかったのに、昨今は原作者が本作りに出てきて、色々強引な意見を言ったり、「この脚本は違う」とか言い出したり、有名な出版社の社員である編集者が威張っていて、「誰のおかげでこの仕事をさせてもらってるんだ」等と傍若無人な事を言う者までいるという。

★いくら有名出版社とはいえ、単にその会社の看板を背負っているだけなのに、何を勘違いしているのかという輩が多いとの事。

★元来そうしたトラブルはプロデューサーが中に立って色々と守ってくれたものだが、今は原作とテレビのアニメはそれなりに違うものなのに、横暴な原作者や編集者をたしなめたりすることも出来ないという。

★また、アニメは利権を得ることが多々あるので、プロデューサーが全くの素人の自分のカミさんに書かせて、そちらをプロに書かせたものと比べて、いやおうなしに採用し、利権を独り占めするとか、まあ、きりがない話を聞く。

★もうほとんど引退されたTさんや別のベテランのTさん、そして小生もまた、プロデューサーとかディレクターに恵まれ、そのような理不尽な事はほとんどなかったので、昨今の現場事情をただあきれて聞き入る。

★大変な時代になったものである。

★終わって新宿経由でラーメンを食べて、すんなり、帰ってくる。

★その後8時頃、近頃労働が重なって疲れ気味の家人が帰ってきて、下の自治会の会議の事務に出ていく。

★9時半過ぎ帰ってきて、二人で明日の劇団の準備をする。

★日本テレビの「明日ママがいない」の最終回を観る。ドラマとしては実に稚拙な出来だが、そのことは別にして様々な抗議や雑音にめげず、最後まで打ち切らなかったことには拍手を送りたい。

★表現の自由という事はよほどの害悪を流さない限り、制作者側はきっちりと守るべきである。めずらしく、自局の番宣と公共広告機構のCMだけなのは、皮肉なことにいっそうるさくなく、すっきりしていた。

★夜ラジオドラマのベテランのこれまたTさんから、「近頃ラジオドラマの脚本家の名前がHP等にも乗らないのはどういうことだ、脚本家連盟の理事にでも提案してほしい」との電話がある。

★こちらも脚本家軽視のゆゆしき徴候である。テレビと違い、ラジオは主に誰が書いたか、誰の演出かという事で聞く事を選択する場合が多い。

★このことはだいぶ以前からの懸案でもあるのだけれど、一向に是正されない。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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theme : 制作過程
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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