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再びコレドへ

雪をかぶった11月の富士

★写真は本日11月29日の富士です。

★さて、もう最後と14日の日に見納めをした劇場コレドに再び行くことになった。

★それは、音響、照明などの機材を処分するということで、器材の状態を視察に行ったためである。

★何人で何時間あれば片付くのかという見積もりの為である。

★ガラーンとした劇場コレドを見て「残念だね」と小生。小さくうなずく元オーナーの桃井さん。

★何ともやりきれない感じがした。

★ここで、「誰?」という作品53ステージ、いやほかの作品を混ぜれば70数ステージを吾がギルドで公演させてもらった空間が、経営難で撤退するのである。

★視察に後輩の友人Iとその友人の人を呼んだ。

★「芝居はやるんでしょ」「やるさ」「いつでも協力しますよ」70歳と65歳が言葉少なく語る。

★コレドを出て、上の乃木坂の歩道で3人で運び出す段取りを話していると、桃井さんが赤い旗のような布や小物を抱えて地下の店から上がってきて、「まだいたの」と言いながらタクシーを止めて去っていった。

★こんなテンションの低い桃井さんを見たのは初めてだ。

★本当にこの国では個人がたとえ小さくても劇場を維持しようとしたら本当に大変な事なのである。

★10年以上彼は頑張ったと思う。それは素晴らしいことだ。

★そうした彼の必死の頑張りを支えきれなかったこの貧しい国を思うと本当に虫唾が走る。

★産業と言い、起業とかいうが、この国が文化や芸術を応援したり、金を出したりしたことはほとんどないのだ。

★ゆえに民間の勇士は常に血みどろになって戦い、矢折れ、刀つきて倒れてしまうのだ。

★何ともやりきれない気持ちでコレドを出た。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。

★もう一つおまけの雲一つない夕焼け、今日の富士


夕焼け富士11月
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theme : 雑記
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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