モーターショーを観に行く

★写真はユリカモメの車窓から
★さて、本日は午後、3時過ぎからはるばる2時間かけて有明ビックサイトへ。
★東京モーターシヨー2013へ行ってきました。
★というのは1991年と1993年の幕張メッセで行われたモーターショーの日産セクションの車の原稿を書いたことがあって、何とも懐かしくなったからである。
★その後、2000年代に1度観に行ったときにはすっかり様変わりして、ほとんどダンス中心のシヨーになっていて驚いたことがある。
★というのは、小生が原稿を書いた頃は新車の脇に2人のフェアレディ―ガールが立って、AとBが掛け合いのような対話で車の説明をしていた。それが通例でその原稿を何本も書いた。
★書いたけれども当時は初めの年がバブルで、1年おいて次の年はバブルがはじけ、小生の下に居た原稿の下書きをする5人の人が一挙に無くなり、神奈川の日産の工場迄行って新車のレクチャーを受け、原稿を書くようなまでに変わったことである。
★女の子たちにもしゃべり方の稽古をやったのだが、初めの年はバブル絶頂で親父どもにもてていい気になっていたのか、平気で稽古で言い返したり「先生喋ってみてください」等と言っていたのに、1年たってバブルがはじけると稽古で女の子達は直立不動で「はい」「はい」という事を聞くようになった。
★ちなみに原稿料は15分1本が5並びでなんと555555円であった。
★その年私は生涯最高の年収(この先抜くのは多分難しいと思う)を手にした。
★まあ、同じ原稿でも良くも悪くも業界が変われば、基準のギャラの基本の桁が違う事を知った。
★そんなこんなでモーターショーも色々変わってきて、1人がしゃべるもの。ダンサーと司会の女の子のコラボとか、映像と1人の司会者の融合等様々なバリエーションがショー構成に増えていた。
★ただ演劇畑の人間から言えば、テンポ・リズム・構成等なんかちぐはぐで、ものすごい予算とライトと映像音響を使っていながら演出的には何とも未熟な感じがした。
★多分今も広告代理店の人達がろくにショーとか舞台の勉強もせずに構成したり演出したりしているからだろう。
★もったいない話である。
★7年後のオリンピックはの開会式などは大丈夫なのだろうか?総じて演劇的ショー的センスはヨーロッパ等に比べて、数段落ちている。
★それは教育を含めてそういう芸術的・演劇的教養と想像力が育っていないという致命的欠陥があるからだ。
★車は環境に優しく水素で走る夢の車等と煽ってはいるが、実際に排気ガスの出ない車が走る未来にはあと何年かかるのか?100年か、それまでには地球は滅びて亡くなってしまうかもしれない。
★まあ、そんなマイナスの懸念を持ちながらモーターショーを見に来ているのは小生だけだろう・・・・
★福島原発ではユーホーキャッチャーのような具合いで、核廃棄物を釣り上げて移しているが、「あっぬいぐるみをとりそこなった」では済まないのだけれど、そんな後処理の安全性すら考えないで、原発をどんどん開発してしまう人間の愚かさを考えるとげに恐ろしい。
★本日これまで。お休みベイビー!また明日。

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